片思いの重さ‐ウネって言われて照れてるのは僕だけ？‐ (ページ16)

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好きだよ。-ドンへside- ページ16

「って、わけでお前にあやまったんだ・・・って、コラ！何寝てんだよ！」

ヒョクは、目を閉じているだけで寝てると判断するのか・・・。

「違うよ。ヒョクの声が心地いいから目をつぶって聞き浸ってたんだよ。」

素直な気持ち。今のヒョクが話してくれた内容にもあったようななかったような。

「変なこと言うなよ！」

耳までまっかにしながら照れてるヒョク。

そうゆうとこ・・・

「好きだよ。」

言ってしまってはっとした。けれど、ヒョクは

「なーにおおかしなこといってんだよ！まあうれしいけどな！」

・・・だって。目の前でうれしいなんて言われて飛びつかない男なんているでしょうか。

「ヒョク、すきーーーーー！」

「ちょっ！苦しいから！もうぎぶぎぶ！」

二人でこうやってる時が一番楽しい。

何ならもういっそのこと、この感情は押し殺してしまおうか・・・。

長年思い続けてきたこの恋は、今幕を閉じさせてしまおうか・・・。

抱きつきながら、キュヒョンをみる。

「また、ウネ再発ですか？」

病気みたいに言うなよって思うけど、実際病気みたいなんだよね。

神様、この病気の名前は何でしょうか・・・。

この病気は、この恋の病は・・・いつ完治しますか？

一人、重たい気持ちとともに海の底に沈んでしまいたいな。

こんなにありがたい時間を授けてくれる神様。

いっそのことなら、僕には愛を忘れさせてください。

・・・何わけわかんないこと言ってんだ僕。

「ヒョク、ほんっと好きだよ。」

自分の気持ちを精いっぱい飛ばすよ。届け、届けって願いながら。けど、

反応がなかったら、振り向く様子が微塵も現われなかったら、

　僕はこの恋をやめます。