朝比奈まふゆの妹は… 【プロセカ】 (ページ8)

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感情が5個ページ8

『』=夢主
「」=その他キャラ

そしてUNTITLEDを押してセカイへ向かった。

「……A？」

『…うん。そうだよ。』

私かどうか確認してきたミクに、私はそう答えた。

するとミクは私にまた何か聞いてくる。

「…また何かあったの？相談なら、いつでも乗るよ。」

……ミクはやっぱり分かってしまうんだな。

私は、先程のことをミクに全て話した。

するとミクは、眉を少し下げ、考える素振りを見せるとこう言った。

「やっぱり、あのお家出ないと、Aが壊れちゃうよ。」

「お母さん達が可笑しい。Aもちゃんと謝ったのに、まふゆちゃん…と比べられる側にもなって欲しいよね。」

ミクは、姉さんの状態を知っているのか、姉さんのことは悪く言わなかった。

両者の事をしっかり考えて話してくれるミクは、本当に優しい。

本物の優等生は…きっとこうなんだろう。

私なんかじゃ到底及ばないんだ。

『……でも、私にはあの家しかないんだ。それに…もし私がいなくなったら今度の標的はきっと姉さんになっちゃう。』

…そう思ったのにもわけがある。

姉さんも…この前怒られていた。私程ではなかったけど、とても…苦しそうにしてた。

きっと私と同じ状態に陥っているんだろう、だから…負担をかけたくない。

姉さんも…大事な家族だから、

「……そっか、でも…たまには息抜きもしよう？」

ミクは心配そうに私の手を握った。

「…暗い話は一旦やめて、手当しよう？こっちにおいで、手当してあげるよ。」

にこりと微笑むとミクは私の手を優しく引いて、ベンチの方へと連れていった。

私をベンチに座らせると、何処からかは分からないが、救急箱を持ってきて、怪我をした所を手当してくれた。

ミクは手馴れた手つきでテキパキと手当して行った。

手当が終わると、私の頭を優しく撫でて「終わったよ。」と言ってくれた。

ミクが、私の頭を撫でてくれると、安心して眠くなってくる。

隣にミクが座ると、「眠ってもいいよ、時間になったら起こしてあげる。」と微笑みながら話してくれた。

『……じゃあ、お言葉に…甘えて、』

「おやすみ。A。いい夢を、!」

と言うのを聞いた後、私は眠りについた。

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