朝比奈まふゆの妹は… 【プロセカ】 (ページ13)

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感情が10個ページ13

『夢主』
「その他キャラ」

……薄い桜色の髪の毛。それを赤いリボンを使ってサイドテールにしている。

この子は、暁山瑞希だ。

「何かあったの？」

『…変人ワンツーに本性がバレた。』

「類と司先輩に！？不味くない、？」

他の人に言ってしまうんじゃないかと思った瑞希は私を気にかけてくれた。

『…大丈夫…、脅しておいたから…、』

瑞希は顔を青ざめ、

「そっちの方が余計不味くない！？」

『…大丈夫だと思う、』

あくまでも勘だが、私は何となく大丈夫だと感じていた。

……まぁ、バラされた所で、誰も信じない、そう思っているのもある

｢でもまぁ何かあったらボクに言ってね！｣

ウインクしてから私の肩に手を置いて瑞希はそう言う。

「じゃあボクもう帰るつもりだから！ばいばーい！」

私に向けて手を大きく振ると、瑞希はどこかへと言ってしまった。

……そろそろ予鈴が鳴るし戻ろう。

いつもの笑顔を貼り付けると、私はその場を後にし、教室へ向かった。

教室について私は直ぐに席に着いた。

教室を見渡すと友達と仲良く話す皆の姿が見えた。

冬弥くんは東雲さんと話してるみたいだ。

寧々ちゃんは……居ないみたい。

残りの時間は……予習でもしておこう

『…姉さんに追いつかないと…、』

ﾎﾞｿｯ…と私は独り言を呟いた。

その独り言は誰の耳に入ることも無く、教室の騒がしさに掻き消されていく

教科書を開き、私は予習をし始めた。

……今回は簡単そうかも。

頑張らなくちゃ。期待を裏切らないようにしないと。

私は……優等生、だから、やらなくちゃ、

やり続け、なくちゃ……ずっと……ずっと、

＿＿＿優等生デイルタメニ＿＿＿

……自分の想いも、感情も、いらないんだ。

やって欲しいって言われたらやって、怒られたら謝って

期待を裏切ったら、それ以上を目指すようにしなくちゃ。

でないと優等生じゃ……ないもんね。

……なんで、こんなにも…

胸が痛むんだろう。

けれどそんなのは無視して、私は予習を続ける

《オネガイ、オモイダシテ》

ここが……そうなると……この答えになる

《A、A、A、》

だから……こうなればいいのか

《ジブンノオモイヲ、オモイダシテヨ、》

……変な声が、私のやることを遮ってくる

……優等生で、あり続けなくちゃいけないのに。

…この声を聞くと、胸が…締め付けられるんだ