3年A組【須永賢】

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記号




さくら〔がっ...〕



さくら〔痛った...〕



真壁〔あっ...〕



さくら〔あ〜...〕



『かっ茅野さん大丈夫！？』



病院内は走っちゃダメってよく言うけど今回は仕方ないと思い急いで茅野さんのもとに駆け寄る。



さくら〔えっA様...あれこれ走馬灯？
『うん元気そうでよかった。』



ひとまずは大丈夫そうだったので2人で病室に入る。



さくら〔授業のノートとプリント〕



真壁〔ありがとう〕



『真壁くん。お花ここでもいいかな？』



真壁〔うんわざわざありがとう〕



さくら〔じゃあこれで...〕



真壁〔あの...ホント...ごめん〕



さくら〔あぁ...いえ〕



そう言って一度は帰ろうとした茅野さんだったが何か言いたそうにしていた。



さくら〔あ...〕



さくら〔あの...〕



さくら〔景山さんを守ってくれてありがとう〕



真壁〔えっ？〕



さくら〔あっいや景山さんに悪い虫が寄り付かなくなったのは真壁君がフルボッコされて警察沙汰になったからでそれはやっぱり君が真壁つながりで真壁刀義並みのファイターだったからで...〕



『実は私もね。今日はそのお礼を言いに来たんだ。』



『澪奈を守ってくれて...ありがとう。』



真壁〔あっいやただ俺は...
『これからも彼女をサポートしてあげてほしいなって。』



私の言葉に顔色を曇らせた真壁くん。



真壁〔こんな足で...〕



真壁〔どうサポートしろって言うんだよ〕



『う〜ん...。』



さくら〔マネージャーとか？〕



『あっいいかも。』



真壁〔ひどいこと言うんだな〕



さくら〔ひどい？どこが？〕



さくら〔澪奈様を間近で見られるチャンスなのに？〕



さくら〔澪奈様の曲線美を至近距離で拝めるなんて最高だよ〕



さくら〔それに真壁くんの知識や経験があれば澪奈様にとっても鬼に金棒...〕



そこまで話して茅野さんは我に返った。



さくら〔私何言ってんだろう...〕



さくら〔ごめん〕



さくら〔ごめん〕



さくら〔あっお大事に〕



さくら〔お邪魔しました〕



そうして何度も謝り茅野さんは風のように帰って行ってしまった。




記号

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