3年A組【須永賢】

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記号




柊「さあそろそろ約束の時間だぞ。どうだ？“やり逃げX”さん。名乗り出る気になったか？ん？」



誰も名乗り出る者はいなかった。



柊「う〜ん...しょうがないなぁ。じゃあ...誰かに裁きを受けてもらうか。」



柊「だ〜れ〜に〜し〜よ〜う〜...。」



しかし突然柊先生のケータイの振動音が鳴り出した。



柊「あっ悪い悪い。」



柊「ケータイの電源切るの忘れてた。」



着信先を確認した柊先生の顔は少し動揺しているように見えた。



柊「もしもし。」



しばらくすると突然窓から外の様子を見る柊先生。



柊「何で警察が文香のケータイを...？」



柊「彼女と話したのか？」



柊「何を話した？」



柊先生の今までにない動揺した様子にクラスのみんなも不思議がる。



柊「答えろ！文香に...！」



そこで電話中の柊先生を賢くんと隼人くん、光多くん、海斗くん、不破くんが襲う。



甲斐「リモコン取れ！」



里見「よし取ったぞ！」



甲斐「今まで随分遊んでくれたな。」



柊先生に馬乗りになった隼人くんが柊先生の顔を殴り始める。



しかし隼人くんに殴られたのにもかかわらず柊先生の顔は笑っていた。



甲斐「何笑ってんだよ頭おかしくなっちま...。」



そこで言葉を遮るように爆発音がし見てみると教室にある掃除用ロッカーが爆発していた。



甲斐「何だよ今の！
里見「いや俺じゃねえよ！」



『唯月...大丈夫？』



唯月「うん平気。Aは？」



『私も。大丈夫。』



柊「俺がお前らの動きを見て何も警戒してなかったと思うか？」



そう言って隼人くんを自分の上から退け立ち上がり机に足を乗せみんなに見せたのはリモコンだった。



里見「何で？リモコンがもう1台...。」



柊「こっちが本物だそれはただの時計だよ。」



里見「そんな...。」



柊「さあ形勢逆転だお前ら全員黒板の前に並べ。」




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