2-5 ページ30
記号
香帆と入れ違いに賢くんと隼人くんと光多くんがこちらにやって来た。
その手には鉄パイプやがれきが。
甲斐「あいつまだ中いるか?
唯月「いるよ。」
唯月の返事を聞くとそのまま男子トイレに向かう3人。
『ちょっと待って!まさかそれで柊先生を襲う気...?』
須永「諏訪...。こいつのこと頼んだ。」
唯月「分かってる。」
そうして賢くんたちは柊先生のところに行ってしまった。
私はどうしても心配になり賢くんたちを追おうとするが唯月に手を握られ止められる。
『唯月離して!このままじゃ柊先生だけじゃなくて賢くんたちも危ない!』
唯月「それでもダメ。須永から言われてるの。Aを危険な目に遭わせたくないからいざって時は私に任せるって...。」
『じゃあ昨日のあれも...?』
唯月「そういうこと。いつでも須永が守れるってわけじゃないしね。甲斐たちとつるんでたら嫌でも周りに危険が転がってるし。」
(そっか。だからあの時賢くんの側に行かせてくれなかったんだ...。)
自分の知らないところでそんなことがあったことに驚いた。
『唯月...ごめんね。』
唯月「いいよ。私が好きでやってることだし。今はとりあえずあいつら信じてここにいよ...?」
『うん...。そうだね。』
しかしそんな私たちの願いも虚しく男子トイレから頭から血を流した柊先生が出て来て廊下には警告音が鳴り響いた。
先生の後を追うようにさくらちゃんと唯月が走り出す。
私は賢くんたちの様子が心配でその場から動けずにいるとしばらくして中から体を押さえながら3人が出てきた。
『賢くん...!!』
壁に寄りかかりながらズルズルとしゃがみ込む賢くんのもとに駆け寄った。
『どこが痛む...?』
須永「大丈夫。ちょっと蹴られただけだ。」
『ホントに...?』
須永「ああ。クッソ...。昨日から情けない姿ばっか見せてるな俺...。」
『無茶ばっかりするからだよ...。』
そう言って私は賢くんの手をそっと握った。
石倉「俺も心配されてぇな...。」
記号
673人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結愛(プロフ) - 夕稀さん» 夕稀さん。コメントありがとうございます!ぜひ作らせていただきます!これからもよろしくお願いします! (2021年4月3日 15時) (レス) id: 7260d12f56 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀(プロフ) - 夏休みに諏訪軍団でみんなで遊びに行く話が読みたいです! (2021年3月24日 20時) (レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん。コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月19日 8時) (レス) id: 12a1addc7d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年4月18日 21時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - senaさん» コメントありがとうございます!放課後デート!ぜひ作らせていただきたいです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月18日 20時) (レス) id: 12a1addc7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結愛 | 作成日時:2019年2月20日 18時