3年A組【須永賢】

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記号




石倉「おめぇらよくこの状況で飯が食えんな。」



光多くんの言葉で目線を右に向けるとそこにはお弁当を食べる華ちゃんと柳本くん。



未来「私たち殺されちゃうのかな？」



石倉「んなわけねえだろ！ただの脅しだよ脅し。」



香帆「何でそんなこと言い切れんの？」



石倉「いや普通あり得ねえだろ教師が生徒殺すとか。」



香帆「それを言うならこの状況が既にあり得ないんだけど。」



石倉「俺に絡むなよ。」



少しピリつく教室に何だか居心地の悪さを感じた。



里見「なあ今のうちみんなで逃げねえ？」



凛「逃げるってどうやって？がれきで外に出られないんだよ？」



里見「窓から逃げんだよあのほら防災訓練とかで使うやつあったろ。どこだっけあれ。」



兵頭「あっ！あれだろ！ちょっと...どいてどいて...！」



兵頭「これだろ！」



その手には防災用のはしごがあった。



里見「それそれ！さすが！」



瀬尾「ブッキーが来ないか見張ってろ。」



不破「分かった。」



兵頭「開けろ開けろ！早く早く...！」



瀬尾「開かねえぞおい窓開かねえ。」



里見「こっちもダメだどうなってんだよ。」



逢沢「ドアと同じように特殊な鍵が掛かってるのかも。」



真壁「だったら外にいる先生に助けを求めてみるとか？」



香帆「それだ！」



それからはみんなで画用紙にSOSの文字を書いたりして外に助けを求めたが



香帆「何で誰も気付いてくれないの！」



柊【助けを呼ぼうとしても無駄だよ。】



突然スピーカーから柊先生の声が聞こえた。



柊【その窓ガラスは外からだと中の様子が見えないようになってる。】



唯月「何でうちらのことが？」



逢沢「あっこれ！」



逢沢くんが指差す先の天井にはいつから設置されていたのだろう



さくら「カメラ...。」



柊【みんなのことがよ〜く見えるよ。】



唯月「チッ。」



柊【はい諏訪。今の舌打ちは何に向けてかな？あっちなみにこのカメラは高いから壊したらペナルティーだぞ〜。】




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