月島 蛍 ページ8
「ツッキー、ショートケーキ食べに行こう！！」
私はケーキ屋の半額券を２枚もって月島の元に駆け寄った。
月島がショートケーキ好きだって聞いて丁度良かったんだぁ。
「は？いきなり何。まぁ…行くケド」
「反応悪いけど行くんだね！ツンデレか、ツッキー！」
「ツッキーって言うのやめてくれる？」
「ツッキーって呼んでいいのは俺だけだよ！」←
どこから出てきた。そしていつから居たの山口！
「うるさい山口」
「ごめんツッキー！」
で、結局次に部活がない時に行くことになった。
…来週じゃん、早いね。
・
・
・
そうして部活がない日の放課後。
「月島、行こっ！」
「ん。そういえばそのケーキ屋って駅前の？」
「そうそう！この前できたばっかりの！」
「ちょっと、それ早く言ってよ。走るよ」
グイッと腕を引っ張られて月島は駆け出した。
え、ちょっと現役運動部男子と帰宅部女子の体力の差、わかってます？
１０分程、走り続けてケーキ屋についた。
その頃にはもう私はぜーはーぜーはー、と肩で息をしていた。
「あれ、キミって運動できなかったっけ」
「バカにしてるでしょ…運動神経抜群だったら運動部でもなんでもやってるわよ」
「あららごめーん」
ニヤニヤとバカにしたように笑っている月島を置いて先に店に入る。
ケーキ屋特有の甘い匂いがする。
「ねぇ、チーズケーキとキャラメルケーキ、どっちがいいと思う？」
「ショートケーキ」
「ちょっと、話聞いてる？」
「…キャラメルじゃない？」
「やっぱり？」
会計をそれぞれで済ませて席に着いた。
すぐにお互いのケーキが来て月島はあり得ないくらい目をキラキラさせていた。
レア月島だ、写メって山口に見せよう。
「…何してんの。バレてるし」
「さーせん…」
「ねぇ、ついてる。ここ」
そう言って私の頬を指さした。
「え、マジで」
「嘘だし。バーカ」
「こんにゃろー」
「黙っててよ」
月島の端整な顔が近づいてきて静かにキスされた。
「…油断しないでよ」
「なっ…」
赤くなった私の顔を見てニヤリと笑って苺を口に入れる月島。
その横顔はなんだかいつもと違って見えた。
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塩キャラメル（□‐□）なのだよ - 鈴音さん» ありがとうございます！ですよね...。私だったら悩みに悩んで飛雄ちゃんですかね(^o^;) (2016年1月2日 15時) (
レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル（□‐□）なのだよ - アクアクォーツさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2016年1月2日 15時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ツッキーと影山…究極の選択だ…… (2016年1月1日 17時) (レス) id: 98fd0d849e (このIDを非表示/違反報告)
アクアクォーツ - 塩キャラメル（□‐□）なのだよさん» おもしろいです、がんばてください！ (2016年1月1日 13時) (レス) id: a6ab99852b (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル（□‐□）なのだよ - サマレコさん» ありがとうございます！！まさかの☆10！？本当に感謝です( *´艸｀)頑張ります！ (2015年12月17日 20時) (レス) id: 0c3b55a79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2015年10月3日 22時
