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部屋の隅にいる及川を無視して私達は勉強を始めた。
「松川先生。英語が読めません。まず問題文は日本語で書いてほしいです」
「それは先生に言って。俺に言われても困る」
「松川辛辣ー。英語とかさっぱりわかんないし。まず私マネージャーなんだけど。補習でいなくても他にマネージャー居るじゃん」
課題を見てため息をついた私の隣にいつの間にか復活した及川がいた。
「うわ、びっくり…何してんの」
「秀才っぽい?」
「誰だお前。メガネなんかかけやがって。顔面にボールが当たればいいのに」
「酷いね!?」
「普通だ」
「岩ちゃん!」
これ位で心折れないって信じてるよ、キャプテン。
「お前らズルいよね!!」
「仕方ない。ほら、ココアあげる」
来るときに買った、と手渡す。
名残惜しいな、ココアちゃん←
「……ねぇ、これ狙ったの」
「そりゃあ」
今の及川の状態…ココアの湯気でメガネが曇って何も見えないよ!
「ざまぁ。メガネかけてるやつの苦労を思い知れ」
「そうだった!A、普段メガネだった!」
「誰だっけ、私のメガネにボール当ててコンタクトにやむをえなくさせたやつ」
「買って返します」
花巻と松川がそのときの光景を思い出したかのように笑い出す。
岩泉は…教科書に顔を伏せ寝ていた。
「いや、本当あの時はごめんって!」
「及川が岩泉に喧嘩吹っ掛けたのが悪いんだろ?」
「そうそう、岩泉が及川に向かってボールぶん投げたらな」
「俺が避けて」
「私のメガネにクリティカルヒットした、ってわけだよね?」
苦笑いで後ずさる及川を私は笑顔(目が笑ってない)で追い詰める。
背中に壁が当たると及川はビクッとしてタイムする。
「で、でもさ!メガネもいいけどコンタクトも可愛いよ!!ね、ね!?」
「可愛いで許す程甘くない!!」
女子とは思えない勢いで及川に腹パンをお見舞いする。
「いやぁ、本当Aはイケメンだねぇ」
「はーなーまーきー?お前もやられたいか?腹パン。肩パンか」
「遠慮します」
(ゴリラ…)
「松川!私はこれでも一応女だ!」
これが青城3年生の日常です。
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ジャンプの185話で及川さんがメガネをかけていると聞き、書きたかっただけです。
完璧ギャグです、恋愛と勘違いした方すみませんm(__)m
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塩キャラメル(□‐□)なのだよ - 鈴音さん» ありがとうございます!ですよね...。私だったら悩みに悩んで飛雄ちゃんですかね(^o^;) (2016年1月2日 15時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□‐□)なのだよ - アクアクォーツさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2016年1月2日 15時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ツッキーと影山…究極の選択だ…… (2016年1月1日 17時) (レス) id: 98fd0d849e (このIDを非表示/違反報告)
アクアクォーツ - 塩キャラメル(□‐□)なのだよさん» おもしろいです、がんばてください! (2016年1月1日 13時) (レス) id: a6ab99852b (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□‐□)なのだよ - サマレコさん» ありがとうございます!!まさかの☆10!?本当に感謝です( *´艸`)頑張ります! (2015年12月17日 20時) (レス) id: 0c3b55a79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2015年10月3日 22時