【HQ!!】オトコノコ 〜男を舐めてると痛い目みますよ？〜

夜久　衛輔 ページ20

私の想いは一方通行…
だって私の好きな人は学年も違うし、部活だって違う。
しまいには関わりなんて何もない。
だけど、好きになってしまったんだ。

あの日、貴方を初めて見た時から。


「夜久さーんっ！」


私が移動教室で歩いていると、隣のクラスの灰羽君が先輩の元へ走って行った。
元気だなぁ、と思い、先輩の方に目を向けるとそこには小柄な３年の先輩が居た。
灰羽君と並ぶと余計小さく見えるその姿は何故か、何処か頼もしく見えた。
それから校内ですれ違う度に嬉しい気持ちになる自分が居た。


「夜久ー、部活行くぞー」

「おう。リエーフ、早く来いよ！ったく、補習とか…あ、君」


数日後の放課後、補習生が一つの教室に集められた。
先生が来ていない中、私はボーっとしていると夜久先輩に声をかけられた。


「隣のリエーフが寝ないように見張っといてくれる？」

「あっ、えっと、はいっ」


しどろもどろになりながらも返事をするとニッと笑って体育館でと向かって行った。
たった一言、１分も話していない中、私は今までで一番幸せだったと思う。

だけど、それ以降話す機会もなく、補習もあの日っきりだった。
それでもやっぱり夜久先輩が好きで、すれ違う度に目で追いかけていた。


何処かで行動しないと、終わるんだ。
何もしないで後悔するのは嫌だ…。
夜久先輩に告白しよう、と私は決めた。


「俺のこと呼び出したの君？」

「…はい」

「確か、前の補習の時の子？」

「覚えていたんですね…私、その頃から…」




「夜久先輩のことが好きですっ！」


届け、私の想い全部―――

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絶賛、リアルの３年の先輩に片想い中の作者でーす。
これは私の願望ですね…
こんな風にうまくいけば何でも楽しいんでしょうけどね…
片想いって嫌ですね。

全国の片想い中の皆さん、頑張りましょう！！

岩泉　一→←ＨＡＰＰＹＢＩＲＴＨＤＡＹ　☆　研磨

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