山口 忠 ページ10
なんて理不尽なんだろう…
私は今、月島のことが好きな２年の先輩、に囲まれている。
「あんたさぁ、月島君に近づかないでよ」
「えっと…月島君のこと好きなわけじゃ…」
「じゃあ近づかないでよ。バレー部もやめな」
「それはっ…い、嫌です…」
「はぁ！？生意気言ってんじゃねーよ」
リーダー格の先輩の手が振り上げれらた。
叩かれる、と思いぎゅっと目を瞑ると一番聞きなれた声が近くからした。
「先輩たち、何してるんですか？」
「僕たちのマネに何か用ですか〜？」
「つ、月島君！？」
「い、いや、何でもないよ？ただ仲良く…」
「仲良く話してた、なんて言わせませんよ？この手はなんですかー？」
偶然通りかかったのか月島君と…山口君が助けてくれた。
先輩たちは罰が悪そうな顔で走り去って行った。
「は、はぁ……ありがとう、月島君、山口君…」
恐怖で足がすくんでいたのが、緊張感から解放されて座り込んだ。
「別に。通りかかったダケ」
「大丈夫？何もされてない？」
私が本当に好きな山口君が手を差し伸べてきた。
その手を恐る恐る掴んで立ち上がった。
「本当に大丈夫？怖かったでしょ？俺もだけど…」
苦笑いしながら山口君は言った。
先輩の手を掴んだのは山口君だったのだ。
「本当にありがとう…」
「…俺だって男だよ。その、好きな子くらい…自分で守りたい」
いつの間にか空気を読んで月島君は立ち去っていたようだ。
二人の空間に静寂が訪れる。
「えっと…あのね…私も、山口君のこと好き！」
「よかった…海が綺麗ですね」
「う、海が綺麗ですね…」
「俺の気持ち、伝わったね」
「うん、伝わったよ」
―――私もずっと前から月が綺麗だったよ、山口君。
―――――――――――――――――――――――――――――
月が綺麗ですね、とかの類に今はまってるんです！
で、調べててびっくりしたのがあったんですけど
”明日の月は綺麗でしょうね”
っていうのがあったんです。
なんとなくで、明日も一緒に居られるといいです、的なのだと思ったんですけど…
意味が…
”殺．す”
でした…。
こういうのもあるんだな、とびっくりした作者の話でしたｗ
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塩キャラメル（□‐□）なのだよ - 鈴音さん» ありがとうございます！ですよね...。私だったら悩みに悩んで飛雄ちゃんですかね(^o^;) (2016年1月2日 15時) (
レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル（□‐□）なのだよ - アクアクォーツさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2016年1月2日 15時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ツッキーと影山…究極の選択だ…… (2016年1月1日 17時) (レス) id: 98fd0d849e (このIDを非表示/違反報告)
アクアクォーツ - 塩キャラメル（□‐□）なのだよさん» おもしろいです、がんばてください！ (2016年1月1日 13時) (レス) id: a6ab99852b (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル（□‐□）なのだよ - サマレコさん» ありがとうございます！！まさかの☆10！？本当に感謝です( *´艸｀)頑張ります！ (2015年12月17日 20時) (レス) id: 0c3b55a79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2015年10月3日 22時
