【HQ!!】オトコノコ 〜男を舐めてると痛い目みますよ？〜

影山　×　月島　　リク ページ18

「なぁ、ちょっといいか？」


私は部活終わりに影山に呼び出された。
なんかしたっけ…とも思いながらついて行った。



「……」

「ツッキー？どうかしたの？」

「山口、先帰ってて。忘れもの」

「珍しいね！じゃあまた明日」

「ん…」



黙って影山についていくと心地のいい風が吹く中庭だった。
まだ日が暮れるのが遅いから結構明るい。
夕暮れに染まった中庭はすごく綺麗だった。


「俺、お前…Aのこと好きだ」

「えっ！？」


いきなり何を言うのかと思ったらまさかの、告白。
そしてそれをある人に聞かれていた。


「王様〜抜け駆けしないでよネ」

「月島？」

「僕も好きだから、君のこと」

「えぇっ！？」


何かの罰ゲーム？
この前の合宿の時にゲームやってたし、負けたから罰ゲームで告白みたいなのだよね？


「…月島。絶対譲らねぇからな。俺だった本気だ」

「君の方こそ、僕に取られないように気をつけなよ？ほら」


月島が余裕たっぷりで影山を見ながら私を抱き寄せた。
あ、これ罰ゲームなんかじゃないな、と確信した瞬間だった。
それとともに焦り始める。
これって返事しなきゃいけないよね？
今…？どっちか一人が振られるってこと？それも恋敵の前で？


「あ、あの…」

「あぁ、ごめんごめん。離すの忘れてた」

「…んのクソメガネ…」


険悪なこの二人に返事を今したらどうなるか予想できる。


「返事は…後でいい？考えさせて…」

「いいよ。王様に負ける気しないし」

「今だけかもな、んなこと言ってられんの」

「はぁ？君の方デショ」

「っるせーな、ボゲェ！！」

「喧嘩しないで、静かに！一応放課後だから！」


ふいっと二人はそっぽを向いて嫌悪感丸出しで睨みあっていた。
……あ、そうだ。


「考えるからさ、答え出すまでの間は二人とも喧嘩しないでね」


・

・

・


少し意地悪な気持ちでそう言ったのだけど、本当に二人は喧嘩しなかった。
あ、これは返事したってことだよ？
どっちを選んだかって…？

―――だよ。


――――――――――――――――――――――――――――
最後はみなさんの好きな方でＯＫです！
月影いいですねー。(これは腐ＣＰではないです！)
どちらかと言ったら飛雄ですけど((

ＨＡＰＰＹＢＩＲＴＨＤＡＹ　☆　研磨→←灰羽　×　黄金川　　リク

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