恋文蝶々【バンガゼ】 ページ5
南雲「何読んでるんだよ」
平日午後、針を読むと9時過ぎ。
面白い番組もなく、かといって宿題もやる気にはならなかったのでふと風介を見やると、何やら手紙のようなものを読んでいた。
凉野「これか？…ただのラブレターだが」
その言葉に思わず二度見する。
南雲「は！？………いつもらったんだよ、そんなもん」
凉野「わからない。靴箱に入れられていた。…………私にすればタチの悪いイタズラだ」
少し語気を強めたかと思うと、風介は急にそのラブレターを破り捨てた。
南雲「ああっ！？…書いた奴に失礼だろ！？」
凉野「…バカに律儀じゃないか。
……なら君も読んでみろ」
俺は風介に真っ二つにされたラブレターを拾い上げ、斜め読みで読み進める。
南雲「まぁこんなもんじゃねぇのか、ラブレターって」
凉野「それが気にくわないんだよ」
風介は俺の手からラブレターをもぎ取ると、ゴミ箱に投げ捨てた。ぐちゃぐちゃに丸めてから。
凉野「私はまわりくどいものが嫌いなんだ。『好きだ』の三文字のために便箋一枚使うなんて考えられないね」
南雲「ま、お前らしいな」
俺はこれ以上コイツに関わるのは危険だと感じてリモコンを手に取った。
するとまた風介は口を開いた。
凉野「わざとらしく笑って、わざとペンを落として。わざと泣いたり赤面したり………私には考えられない。女は嫌いだ」
南雲「女ってそういうもんだろ。逆に男は良いのかよ」
凉野「そうだな。男は皆正直だからな。むしろ好きだ、特にお前みたいなバカは」
南雲「その言い方、同性愛者みたいに聞こえるぞ。やめとけ」
チャンネルを変えていくがくだらない番組しかやっていない。ちょうど自室に戻ろうかと思った時だった。
凉野「………嫌い嫌いと言いつつ、本当にまわりくどいのは私だったようだ」
その言葉がすぐには理解できず、歩み寄る風介をただぼうっと見つめていた。
凉野「晴矢。私は＿＿＿＿＿＿＿」
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思い付き感満載だな的なー
バンガゼってモテそうじゃん。
なんか昔、ラブレターと蝶々を掛け合わせた川柳かなんかを読んだんだよね。それを思い出して書きました。………的な。
………まだ試験中です←
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竜１２ - ロダヒラおいしかったです！！！ご馳走様でした！！！！！ (2015年3月30日 12時) (
レス) id: 7dee900fa7 (このIDを非表示/違反報告)
涙音@マジでヤンデレらしい - リリリアンさん» ありがとうございます！たった今続編ができたところなので、URLを貼ります。ぜひいらしてくださいね。 (2014年9月1日 17時) (レス) id: 46d3eda45b (このIDを非表示/違反報告)
リリリアン - 時間かかっても大丈夫ですよ〜。涙音さんの神小説楽しみにしてます！ (2014年9月1日 16時) (レス) id: 9fbcb60bc2 (このIDを非表示/違反報告)
涙音@マジでヤンデレらしい - リリリアンさん» ごめんなさい！でも忘れてませんよ！ギルとザ・ラグーンがまざったり名前が覚えられなんだで苦戦してるだけです…多分…追加分も承りました。しかし、恐らく続編での更新となります。 (2014年8月31日 22時) (レス) id: 46d3eda45b (このIDを非表示/違反報告)
リリリアン - あ、SARUが攻めの方が私は好き、というかSARU受けを想像出来ない← 宜しくお願いしまーす！ (2014年8月30日 7時) (レス) id: 9fbcb60bc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙音 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/enkorimatsue/
作成日時：2014年2月16日 16時
