LXXIII. 小山side ページ35
手越は一生懸命頑張っている。
そう理解しつつも
俺の中の不安は膨らむばかりだった。
その時
「小山さん?」
声をかけてくれたのは手越の担当医だった。
先「手越さん、今日も頑張ってますね〜」
小「そうなんですか?」
先「あ、小山さん手越さんがリハビリされてるのみるの初めてでしたね。」
はい、
そう言ってる間も
だんだん手越を見て居られなくなった。
先「どうされました?」
小「...ちょっと...」
それ以上先は言えなかった
けど、先生は汲み取ってくれたみたい。
先「小山さん。手越さんは異例のスピードで回復しています。少し前までサッカーボールですら持ち上げられなかったんですよ。ですから、大丈夫です。」
先生の"大丈夫"で
俺の中の不安は一気に消え去った。
そして俺の中の空いたスペースは、手越を応援する気持ちでいっぱいになった。
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ひなの - 完結おめでとうございます!いつも一定のペースで更新されてて良かったです。出来ればその後のお話とかも見たいです! (2017年10月8日 11時) (レス) id: 6a5231e6a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴葉 | 作成日時:2017年9月22日 17時