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正直俺は、嫉妬の塊でできているといっても過言ではない。
それくらい、涼に対して想いは持っている。
でも、言える訳がなかった。
「他の女のところに行かないで」なんて。
偽物の彼女なんて、いらない。
嘘だと分かってても、近づいて欲しくないんだ。
1年前の夏休みに、俺は涼に告白された。
バイトが終わった駅のホームで、突然の出来事だった。
夜の10時くらいだろうか。バイト先から帰ろうとしていた時、涼に声をかけられた。
「なぁ!今日も駅まで行こーぜ!!」
シフトがかぶっていた時はいつも一緒に帰っていた。いつものように了承して、各駅停車の電車に二人で乗った。
「今日忙しかったなー・・」
「夏休みだからだろ。みんなオシャレーとか言いながら写真撮ってたな」
シートに座って他愛のない話をしながら、電車はそれぞれの駅まで向かっていた。
だけど・・・。
「間も無く、鳥の宮〜鳥の宮〜』
・・・あれ?
「あ!・・・やべぇ」
「・・・ふぁあああっ・・あ、俊平!一駅過ぎてんじゃん!」
二人とも途中で寝てしまい、俺の最寄り駅を過ぎてしまった。
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MIMU(プロフ) - ぜんさん» ありがとうございます!頻度は少ないかもしれませんがこっそり更新していきます、、よろしくお願いします! (2019年10月6日 12時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)
ぜん - めっちゃ面白いです…!どこかの恋愛小説より面白いです!続きが楽しみです。これからも頑張って下さい! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 94ed2a9255 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - あっちゃんさんさん» コメントありがとうございます!本出してみたいですね・・読んでいただけて嬉しいです! (2019年8月22日 10時) (レス) id: cd16da8080 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃんさん(プロフ) - 久々に小説らしい小説を読んだ気がする……ガチで本出してそう。ちょー好みだわ。 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 9c25d881f6 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - たぴおかさん» あ、あ、ありがとうございます!!頻度は高くないですが頑張ります!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIMU | 作成日時:2019年7月30日 18時