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――
｢.....ん、｣
シンと静まり返った真っ暗な部屋。
鈴虫の音が微かに聞こえて、月明かりが少し眩しい。
｢銀ちゃん...？...しんすけ、｣
横を確認してみるも、誰もいない。
五人で寝ている部屋に、たった一人。
｢こたろ？.....たつまぁ｣
起き上がろうと、体に力を入れるとビリッと背中に鋭い痛みが走った。
慌てて確認すれば、上半身全てにびっちりと包帯が巻かれていて、手術をしたことを思い出した。
｢...いたっ...っ、｣
なんとかうつ伏せの状態から座る形に直して、当たりをもう一度見回した。
この部屋の周りもやけに静か、多分晩ご飯でも食べてるんやろう。
一体、何日寝てたんかな、
手術の途中あたりから意識は朦朧としとったからわからん
｢.....歩けるかな、｣
歩くの久しぶりやぁなんて思いながら、壁に手を付きながら廊下にでた。
少し奥の方で賑やかな音が聞こえる。
｢.....いてて、｣
にしても、皆には迷惑かけたな...自分もまさかこんなになるとは思わんかったし...
謝らなあかんこといっぱいある.....
急に罪悪感に包まれた。
今、みんなが楽しんでる場に入ったらうちの事気遣ってゆっくりできんくなるんちゃうか、なんて考えて。
止まった足、少し見つめて、来た道を戻るために体を回す。
｢.......、｣
そんなん考え出したら、いつどんな顔して会えばいいんとか、戦にまた参加できるんかとか、どんどん重なっていく。
あかんあかん、弱気は、あかん。
しっかり寝て、食べて、せっかく生きてもらわせてるんやから。
｢えっ、Aさ.....｣
A｢...？｣
｢っ！！みんな！！Aさんが目を覚ました！！｣
後ろから聞こえた声、ゆっくり振り返ったら銀ちゃんとこの部下で、晩餐が開かれてる部屋にそう言ったかと思うと急いでこっちに走ってきた。
｢体は痛くありませんか...？肩、貸します！｣
A｢え、あ...ありがとぉ、あの、でもな、｣
うち戻るから、ゆっくりご飯食べて。
そう言おうと思った。
銀時｢Aっ！！！｣
｢あ、ぎんちゃ.....わっ｣
勢いよく走ってきたのは、銀ちゃん、だけじゃない。
高杉｢やっと、目覚めたか｣
桂｢よかった...｣
坂本｢A〜！！よく頑張った！！｣
河内｢Aさんっ...｣
黒子野｢はぁ...安心です｣
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
