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「なんかいいことないかな〜」
学生最後の夏。
彼氏もおらず、就活だって、満足する結果が得られないまま未だに就活生を続けている。
「いつから彼氏おらんかったっけ？A」
「ん〜、もうかれこれもうすぐ２年経つかな」
いつも仲良くしている友達5〜6人のうち、集まれる人が適当に集まる飲み会。
彼氏のことを気にしてくれているのは、ま〜ちゃん。
年齢はひとつ上のお姉さんだけど、学年は一緒。
「ほんまに！そんな経つかぁ〜」
「ほんまにね、気付けばもう学生最後の夏も終わりよ」
ま〜ちゃんは、大学に入る前の１年間、フリーターだったらしい。フリーターと本人は言っているけど、大学で留学するための費用を貯める為にめちゃくちゃ働いていたようなことを言っていたのを覚えてる。
要は、しっかりと自立しているお姉さん。
「男なんか別にいなくたって楽しいじゃんね！？」
こっちは、彼氏と別れたばっかりで荒れてるぽんちゃん。
いつも騒がしくて、元気でいつもハッピーガール。
でも、酒を飲むと荒れるぽんちゃん。
「でも、Aもな！そろそろデートせな！」
友達思いで優しいけど、お節介なところがある。
「あたしの友達呼ぶから！そいつも飲まそ！」
すっかり酔っ払ったぽんちゃんが、スマホを取り出して耳に充てる。
ま〜ちゃんは笑って見ている。
笑ってみているけど、酔っ払っている。
わたしもそれなりに飲んでいて、お酒が回って楽しくなっている。
…………
「もーすぐ着くって〜！近くにおるからってさ！」
10分後に、出会う彼が
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作者名：ぽむぷりん | 作成日時：2022年10月12日 18時
