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裕太side
裕太「…なんで背中怪我してんの？」
「…こけた。」
裕太「嘘つけ！！」
俺は軽くAの頭をポンポンと叩く。
Aは「いったぁ〜」と頭を押さえて笑っている。
「事情知ってるんでしょ？」
裕太「…高地くんとの話聞いてた？」
「車の中のやつ？起きて聞いてたｗｗ」
裕太「言えや！！」
ニコニコと悪びれもなく笑うA。
俺は今日、Aを学校まで送っていた。
Aにどうしても、学校に行かなければならないと言われたから。
あんだけ長く眠っていたくせに、たった１日で病院を抜け出すなんて、言語道断。
宮田先生が優しかったからよかったけど！！
背中のかすり傷を丁寧に消毒し終えると、Aはふいに、真剣な顔つきになった。
「…お兄ちゃん。私を守るために、ごめんね。」
少し悲しそうな顔でAは言った。
Aの腫瘍摘出手術は、無事成功した。
専門医の北山先生によれば、再発の可能性もないとのことだった。
Aがもう、病に侵されることは絶対にない。
そして、目覚めた時、俺はすべてを彼女に話した。
やっぱり、隠し通すなんて無理だ。
Aは終始驚いた表情をしていたが、最後は、笑って「そっか。」と言ってくれた。
それから、Aと駿佑、長尾謙杜くんのことも聞いた。
Aは謙杜くんを、家族の一員に迎え入れたいと言っていた。
俺はもちろん賛同した。
弟１人増えるくらい、なんとでもない。
謙杜くん…いや、謙杜も、もう大事な家族の１人だ。
ふたりは、仲良しのお友達と行くところがあるという。
しっかり生きてくれて、友達ができていたことが、嬉しかった。
そして、帰りの車の中で、高地くんからAの過去の話を聞いた。
俺は怒りでハンドルを思わず握りしめた。
でも、どうやら解決…したらしい。
そして、高地くんとAの関係性も教えてもらった。
高地くんは、「Aさんのこと、必ず幸せにします」とまるでプロポーズのように言っていた。
ちょっと悔しい気もしたけど、嬉しかった。
Aを大事に思ってくれる人がいたから。
俺の家に着くと、高地くんは、また来ますと言って帰って行った。
そして、俺の部屋でAの背中の傷の手当てをしている。
裕太「…いいんだ。俺が勝手にしたことだから。俺こそ、ごめんな。勝手にいなくなって。お前たちを守れなかったよな…」
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すのうHIINA - noriさん» コメントありがとうございます！！そんなに褒めていただいてめちゃめちゃ光栄です……！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (4月28日 17時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
