９１ ページ34
愛奈「大我くんと優吾くんは抜けたものの、私はスノストに愛される。全部私が描いたシナリオ通り。上手くいきすぎて怖いよ」
康二「…つまり、Aはお前の計画のためだけに利用されたんやな」
愛奈は一番でなきゃ気が済まない。
ずっと自分を追い越す者が気に食わない。
だって私が一番すごいもん。
皆からちやほやされるのは私だけなの。
学校の人気者は私のものなの。
皆私に夢中なの。
だって私が一番可愛いんだもん。
愛奈はずっとそう思っていた。
だから、学校からAを消そうとした。
それどころか、Aから幸せを奪おうとした。
当然でしょ？
私を追い越したからだよ？
私より目立とうとしたからだよ？
当然の報い
私は、神様みたいなもの
全てが私の言う通りなの。
康二「…これではっきりしたわ…もう俺は、遠慮なくお前のことを攻撃できるわ。」
愛奈「そうだね。でもいいの？大事な仲間を敵に回しても」
康二「スノストのこと？」
愛奈「うん。私に夢中な」
康二はあからさまなため息をついた。
そして笑った。
康二「…愛奈…お前俺の覚悟舐めとんの？それ以前に、スノストは仲間やないで？」
愛奈「そんなこと言っちゃっていいの？」
康二「お前に言われる筋合いないわ。黙れ」
康二は真顔に戻って言った。
愛奈「…A、死ねばいいのに。」
愛奈は笑って言った。
愛奈「だってAがこの世に存在しなきゃ、こんなことにならなかったのにね。」
康二の怒りは、爆発した。
康二「うるっさいねん！！黙れ！！」
愛奈「康二くんだってわかってるんじゃないの？Aが助かる確率は低いって。階段から落ちた上に意識不明、さらには腫瘍拡大だもんね。そのままあの世行きかな？」
康二「黙れ言うとんねん！！」
康二はポケットから何かを取り出した。
それは、銀色に光るナイフだった。
康二「ずっとこの瞬間を待っとった…お前が傷つく瞬間を…ずっと探しとった…」
愛奈「…ねぇ。何する気？」
愛奈は後ずさりした。
まさか、凶器を取り出すとは思っていなかったのだ。
康二「その顔、傑作やなぁ…おもろいわ。ずっとその顔が見たかった。」
康二はほくそ笑む。
顔を俯かせ、ゆっくりと顔を上げた。
乱れた前髪の隙間から見える目は狂気に満ちていた。
康二「お前がおらんけりゃよかったんや…ふざけんな…」
愛奈「やだっやめて！」
康二「…絶対にお前のこと、許さへん」
康二はそう言うと、愛奈に刃物を向け突進した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3963人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (
レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 檸檬の妹さん» ありがとうございます！！これからも、よろしくお願いします！！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
