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no side
愛奈「ねぇ康二…本当にどうしたの？今日の康二、変だよ」
愛奈は心配そうに言う。
康二は、顔を俯かせた。
康二「…なぁ、愛奈ちゃん。道枝駿佑と、長尾謙杜っていう名前…聞き覚えあらへん？」
康二は、最後の賭けに出た。
愛奈「…みちえだしゅんすけ…ながおけんと…ごめん、聞きお覚えないや、」
悪びれることのない笑顔で、愛奈はそう言った。
その瞬間、康二の堪えていた何かがはち切れる音がした。
愛奈「その人が？どうしたの？」
康二「…昔々あるところに、一人の女の子がおりました。その子は親を亡くし、幼い弟とともにとある里親に引き取られることになりました。」
愛奈「…康二？」
愛奈は、突然話し出した康二を不思議そうにする。
康二は続ける。
康二「…やがて、その女の子は中学生になりました。女の子は、中学で成績もよく、皆から信頼されていました。女の子は、学校中の人気者になっていました。…しかし、ある日突然、女の子の弟がいじめを受けていることが発覚しました。女の子は必死にいじめを止めようとしました。しかし、女の子は自分のせいで弟がいじめられていると知り、幸せを捨て、家族のもとを離れることを決意しました。」
愛奈「…」
康二「…女の子は、親を亡くした弟と同い年の男の子と家族として、新たな人生を歩むことになりました。しかし、しばらく経ってから弟をいじめていたいじめっ子が、その男の子に女の子の過去と嘘を吹き込みました。その男の子と女の子は大喧嘩し、女の子はとうとう一人ぼっちになってしまいました。」
愛奈「…それ、なんの昔話？」
愛奈は聞く。
康二「…お前がいじめた、長尾Aの過去や。」
愛奈「…は？」
康二は、冷たい声で言った。
愛奈は、驚いたような顔をした。
愛奈「…ちょっと…康二ってば、なに言ってるの？さっき言ったでしょ？Aちゃんは、私のことをいじめてたんだよ？」
康二「…はぁ…ッハハ！！…嘘はアカンで？愛奈ちゃん。そうやって俺を騙せるとでも思うたん？馬鹿やなぁ」
愛奈「…なに言ってるの？」
愛奈はわなわなと震えながら言った。
康二「…俺な、Aの幼馴染。同じ孤児院で育ったいわば、家族みたいなもんや。だから、全部知ってんねん。愛奈が、Aたちにやってきたこと、全部」
愛奈「…なんのこと？もしかして、康二…Aちゃんに騙されてるの？」
康二「…は？」
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すのうHIINA - noriさん» コメントありがとうございます！！そんなに褒めていただいてめちゃめちゃ光栄です……！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (4月28日 17時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
