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裕太side
…今日の仕事もだいたい終わりか…
そう思い、椅子の背もたれに寄りかかった。
ふと、机の上に置いてある写真が目に入った。
それは、まだ小さなAと、赤ん坊の駿佑。
…ホントバカだなぁ、俺。絶対に正体をばらさないって決めておきながら…
俺は少し悲しげに写真に向かって微笑んだ。
…すると。
看護師「どなたか！！先生いらっしゃいませんか！！」
急に医局に看護師さんが飛び込んできた。
裕太「どうなさいました！？」
看護師「あぁ！玉森先生！！大変です！３０２号室の長尾Aさんが大量出血です！！」
Aが…大量出血？
裕太「えっ…すぐ行きます！！」
看護師さんの後を追いながら、宮田先生に応援の電話をかける。
裕太「もしもし！玉森です！」
俊哉「どうした？」
裕太「長尾Aさんが大量出血です！応援お願いできますか！？」
俊哉「わかった！すぐ行きます！」
電話を切ると、病室までついた。
そして、病室に入った瞬間俺は唖然とした。
優吾「A！A！…頼むから起きろよ…なぁ…A…」
あの男の子がベッドに眠るAに泣きながら必死に声をかけ、そばでは口元や首回りが真っ赤に染まったAの姿があった。
裕太「…かなりまずい…」
俺は急いで近寄る
裕太「状況は？」
看護師「急に口から大量の血を吐いたそうです！ショックです！」
※ショック…大出血や深刻な感染症の時に血圧が下がり、脈拍が速くなる状況を指す。生命の危機として用いられる医学用語
裕太「まずい…救急外来行きます！看護師さん、手伝いお願いします」
看護師「はい！」
裕太「Aさーん？長尾Aさーん？聞えますかー？…意識なし呼吸わずかですがあります」
看護師「準備できました」
裕太「OK挿管します！」
看護師さんと一緒にベッドを押す。あの男の子も、Aの手を握って一緒に押している。
優吾「A…A…」
やがて救急外来が見えてきた。
俊哉「玉森先生！」
裕太「宮田先生…」
俊哉「変わります。」
裕太「すみませんお願いします」
宮田先生と看護師さんでベッドを押していく。
優吾「…あの…」
裕太「はい？」
優吾「…Aをお願いします！！絶対に死なせないでください！」
そう言って彼は頭を下げた。
裕太「…全力を尽くします」
俺はそう答えて、後に続いた。
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すのうHIINA - noriさん» コメントありがとうございます！！そんなに褒めていただいてめちゃめちゃ光栄です……！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (4月28日 17時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
