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駿佑side
あの日。
俺と長尾は一緒に帰り道を歩いていた。
謙杜「…なぁ。駿佑くん。」
駿佑「…え？ど、どないしたん長尾。急に駿佑くんって…みっちーって呼ばへんの？」
いつもは、みっちーと俺のことを呼ぶ長尾が、急に他人行儀になったことに俺は驚く。
謙杜「…はっきり言って欲しいんやけど…駿佑くん、俺のこと嫌いやろ？」
駿佑「…え？」
いきなり何を言い出すのか。俺はただ驚いて、言葉に詰まった。
駿佑「…っな、なんでそんなこと言うん！？」
謙杜「…聞いたんよ。駿佑くんは俺のこと嫌いやって…仲良くしてくれてるけど、…本当は…恨んでるんちゃうの？駿佑くんのお姉ちゃん…Aを、俺がとったから。」
駿佑「っそ、そんなことない！！第一、誰がそんなことを…」
謙杜「…愛奈って人。教えてもろうたんや。」
駿佑「…愛奈…っあ」
そうだ。あの子。
俺をいじめていた主犯の…神峰愛奈。
駿佑「長尾ダメだ！！そいつを信じたらダメだ！」
謙杜「…知ってるんやろ？その愛奈って人を。…図星やったん？」
駿佑「違う！！長尾！！俺の話を聞け！！その愛奈って奴の話は信じたらアカン！！」
謙杜「…じゃあ！！！…いったい…俺は、誰の話を聞いたらええんや！！」
長尾は、急に大声で叫ぶ。
俺は、黙り込む。
謙杜「…俺は…誰の話を聞いたらええんや…信じたらええんや…誰も…皆いなくなるんや…父さんや母さん…Aも…もう誰を信じて行けばええの！？俺の周りから誰も居なくなるんや！！やっといつも通りの生活ができるって！！そう思った時にいっつも何かが起こって皆いなくなる！！それやのに、すぐに信じれへんやろ！信じたとしても、なにが正解で不正解なのか分からなくなるんや！…俺は…どうすれば…」
そう言って、長尾は泣き崩れた。
長尾の過去を、俺は知らない。
長尾の姉にAがなって過ごしていた、ということしか。
いったい何があったんだろう。
きっと、苦しいことがいくつもあったんだろう。
幸せになったと思えば、その幸せがいつの間にか消えてしまっていたのかもしれない。
そして、それに追い打ちをかけるように現れた愛奈。
愛奈は…長尾に何を吹き込んだんだ。
弱っていた長尾に…何を教えたんだ。
愛奈は今、長尾から、もう一度幸せを奪おうとしている。
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すのうHIINA - noriさん» コメントありがとうございます！！そんなに褒めていただいてめちゃめちゃ光栄です……！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (4月28日 17時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
