２３ ページ23
辰哉side
部活も終わり、照、北斗、目黒、高地と一緒に帰宅。
辰哉「あー今日の部活もだるかった…」
照「そう？俺は楽しかったけど」
北斗「いまだにバスケのルール理解できん」
蓮「じゃあ北斗くんサッカー来てくださいよ。ね、高地くん」
優吾「だなぁ。それはそれで面白いかも」
なんて話していると、
辰哉「…あれ長尾じゃね？」
俺が指差した先には、長尾が見えた。何やら、あたりをキョロキョロ見回し、公園の裏にある雑木林へ入っていった。
照「？…何してんだ、アイツ」
北斗「…まさか、また愛奈を…」
蓮「行ってみましょう」
めめの言葉に全員が頷き、長尾の後を追った。しばらくすると、何やら怒鳴り声が聞えてきた。
優吾「…あ、あれ…」
高地が指をさした先に長尾の姿が見えた。ばれないように、俺らはその場にしゃがみ込む。
耳を澄ませば、なんとか会話が聞こえてきた。
「…ごめん。それはできない」
？？「なんで！？なんでなん！？」
どうやら、愛奈ではない。男の子だ。
「…もうここまで来た。やるしかないの」
？？「…だから言うたんよ。あの時。…なんでなん？Aにとっては、アイツが一番大事？」
「違うよ、そういうことじゃない」
？？「そういうことやん！ずっとずっとアイツのことばっか。Aがそんなこと始めたんも、アイツのせいやんな！！」
「ねぇ…お願いだから話を聞いて」
？？「嫌や。これはアイツのためなんやろ？やっぱAはアイツのことしか考えとらんやん！」
「…そんなこと…」
？？「あるやん！！あるからAがこんなことしとるやん！！…アイツや…アイツのせいや…涙」
そこまで言うと、男の子は泣きだした。
長尾は男の子の肩を掴む。
「…お願い。ちゃんと私の話を聞いて…
謙杜。」
謙杜「…嫌や。Aと話すことなんか一個もない！！」
そういうと、謙杜と呼ばれた男の子は長尾の手を振り払った。
そしてそのまま、林を抜けて行った。
長尾は、悲しそうな表情をすると、じっと俯いてそのまま追いかけるように林を抜けた。
長尾のあんな表情、初めて見た。
照「随分長尾が押されてたな」
優吾「だな。あそこまで押される長尾は初めて見たよ」
北斗「…これだ」
蓮「？どうしました？北斗くん」
北斗「…あの子を使えば、愛奈を助けることができるかもしれない」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2586人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すのうHIINA - 音楽ガールさん» そうなんですか！？知りませんでした…変えた方がいいですかね… (2022年10月13日 15時) (
レス) @page28 id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
音楽ガール(プロフ) - 漢字は違いますけど虐められていた人達の出身中と某バレー漫画の主人公がいた中学が同じ名前ですけど大丈夫ですか？ (2022年10月9日 21時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 出来ました！！皆様、コメントありがとうございました！また何かありましたら、質問させてください！！では、続編でお会いましょう！！ (2022年6月16日 20時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - ログインしてなくてもできます!昔私もログインしてない状態で移住ができたので!! (2022年6月16日 20時) (レス) id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 皆さんありがとうございます！いくつか質問したいのですが、作者はログインはしていません。それでもできるんでしょうか？そして、すでに作品をつくっている状態でも大丈夫でしょうか？レスお願いします！ (2022年6月16日 20時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年5月29日 17時
