車内 ページ24
翔太Side
急な、先生の提案で、練習の最後にミニゲームを一回だけしようってことになった。
北斗と俺で一回集まって、話し合いをした結果。
経験にもなるし良いんじゃないかということで、結局ミニゲームをやることになって。
皆も特に反対意見は無いみたいだから。
各自準備を始めている。
チーム決めをすることになって。
先生が、翔太と、北斗のチームだ、上手に半分に分かれるんだぞって、下級生達に言って。
あぁ、俺も先輩なのか、ってつくずくおもった。
隣を見てみるとそれは北斗も同じなようで。
下級生達が、俺北斗先輩がいいとか、俺は翔太先輩だ、じゃあ、じゃんけんしようぜって、ほぼケンカするように俺たちを取り合っている姿を微笑ましそうに見守っている。
やっとこさでチームが決まって。
じゃんけんしたら、俺が勝ったから、俺のキックオフでゲームは始まった。
なんか敵のチームなのに無意識に、北斗の方にボールをけっちゃって。
北斗がシュートを決めた。
その瞬間、スローモーションのように北斗が俺の目線から消えた。
「北斗!!北斗!北斗―――――――――!!」
にじんでいく景色の中で、北斗がガタガタとけいれんを起こしているのが目に入った。
「待ってろ!いませんせいよんでくっから!」
保険の先生をダッシュで呼びに行った。
幸いにも、北斗の意識はまだあって。
俺は北斗が意識をしなわないように、一生懸命手を握って名前を叫んだ。
先生方が、救急車を呼んでくれて。
俺が付き添いで乗った。
救急車が発進してすぐ、北斗が意識を飛ばした。
救急車があわただしくなった。
馬鹿でもこれだけはわかる。
北斗の命が危ない。
意識を失っているはずなのに、北斗の体は本人の意思とは別にずっと痙攣している。
ちょっと前からは、ずっと
ゲーゲーもどしてて。
見るに堪えない状況だった。
お願いだから死なないで、北斗…
一緒に大学行こうぜって約束したじゃん。
忘れたなんて言わせないから。
だから絶対に生きて…
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杏 - ほく松さん» 只今帰りました!ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - お疲れ様です!!!おかえりなさい!!!無理せずに頑張ってください!!!この小説大好きです!!! (2020年2月3日 21時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - ほく松さん» 有難うございます!無事に終わって帰ってくることが出来ました。これからも頑張って更新していきます。どうぞ宜しくお願い致します。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - 大学入試頑張ってください!!!応援してます!!!そして小説の更新も楽しみにしてます!!! (2020年1月29日 23時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 雛さん» 有難うございます!続きが楽しみといってもらえる小説を書き続けられるように頑張るのでこれからも、宜しくお願い致します。 (2020年1月22日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛 | 作成日時:2020年1月9日 21時