雪の街の大家族

第7子 ページ46

6月になり夜と日中の気温差がだんだんと激しくなってきた頃


6月20日

予定日が中旬くらいと言われてたからいつ生まれてきてもおかしくないと思っていた頃


土曜日の朝
Aside

少しお腹に張りはあるけど全然生まれる気配ないなぁ笑

忠「予定日過ぎてるのに全然生まれないな笑」

ほんとうにそう。

4つ子も双子も予定日よりも早く生まれてきたから、
なんか不思議な感じ

A「あかちゃーん。パパとたくさんのお兄ちゃんたちが待ってるから早く出ておいで」

寂しがり屋さんで、私から離れたくないのかな？笑


Free side

そして、今日も何もなく１日が終わろうとして、お布団に入った時

A「いたっ」

忠「おい、Aどうした？」

A「お腹痛い」

忠「生まれる？」

A「かもしれない。」

忠「わかった！ちょっと待ってな！
　 俺の親呼ぶから」

A「うん、ありがとう」


たまたま東京に来ていた忠義のパパとママを、家に呼んで子供達を見ててもらうことに

珍しく、物音で目を覚ました翔太が

翔「まぁまぁーー。うわぁーーん」

忠「しょう。お兄ちゃんになるんだろ？
　 ちゃんと待ってて！」

翔「ややっ！まぁま」

A「うわっ！」

勢いよくAに飛び込んできた翔太

A「パパ、しょうちゃんだけいい？」

忠「仕方ないなぁ笑 どれしょうパパに抱っこしよ
　 んじゃ親父他頼んだ」

倉父「おう！Aちゃんがんばってね」

倉母「がんばって！」

A「ありがとうございます！
　 それじゃあ子供達をお願いします」

翔太だけ連れて病院に向かうことに



病院に到着後

藤山「お！大倉さん」

忠「Aが生まれるかもって」

藤山「じゃあ診察しよっか！
　 ってそこにいるのは2年前の4つ子の1人？」

忠「はい。翔太です！あの一番眠ってた笑」

藤山「あーはいはい！でも今日来たってことは寝坊助さんじゃないの？」

忠「いえ今でも寝るのが大好きで笑
　 ただすごいママっ子なんで笑」

藤山「そうなのね笑」

忠「はい！笑笑
　 あ、しょう、こんばんわは？」

翔「やーやっ！」

忠「ごめんなさい。」

藤山「大丈夫ですよ」


藤山先生に生まれて以来初めて会った翔太

そのあとAは藤山先生に見てもらった結果、朝方に産まれるかもと笑笑

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