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寧「花子くん光くん！
着替えるの時間かかっちゃったお待たせ！
…どうかな浴衣…変じゃない？」
(フリーズしてる、、、)
効果は的面だ！
〜遡ること1時間前〜
ヤ「ちょっと、ジっとしなさいよ」
「や、だってくすぐったいんだもん」
私と寧々先輩は今ヤコさんに化粧を施してもらっている
ちなみに花子くん達とは
境界の入り口で合流したけど
支度をするからとすぐに別れた
寧々先輩は白地に赤い椿が散りばめられた
私は黒地に赤い金魚が散りばめられた浴衣を着ている
2年ぶりぐらいに袖を通した浴衣にどこかソワソワしているとヤコさんからの大人しくしろという圧が降りかかってくる
ヤ「しかし、あんたが自分で浴衣が着れるなんて
ちょっと見直したわ」
「一応、毎年は着てたからね」
私と話しながらもテキパキと手を動かしているヤコさんは
しばらくすると満足そうに鏡を向けてきた
「…すご…」
鏡に映る自分をまじまじと見つめる
普段化粧の【け】の字もない自分からは想像できないぐらいの仕上がりだった
ヤ「まぁまぁなんじゃない？？私の腕がいいからだけど」
そうして今に至る
光「すっ…すげーいいっす！超似合ってると思います!!」
な！と未だフリーズ状態の花子くんを肘でつつく源くん
花「あ うん…エート大根にも衣装ってカンジ！」
(素直じゃないなぁ…)
「…変じゃないですか？」
折角なので、私も隣にいる土籠先生に聞いてみる
土「…まァ、孫にもなんとかだな」
そう言って煙を吐く姿に少しむっとしてみる
土「冗談だよ、いいんじゃねェか。年相応で」
そういってぽんっと私の頭に手を乗せる先生
「年相応って…まぁいいですけど…」
ヤ「ちょっと何よこの空気甘酸っぱくて不快だわ…！
早く祭りに行くわよ！」
寧「すごおぉい！面白いね！」
「こっちのお祭りもあっちのお祭りも
ほとんど変わらないのね」
道の両端に並ぶ屋台は
りんご飴や焼きそば、お面、その他にも
私の知ってるお祭りとなんら変わりはなかった
正直キャラではないけど
やっぱりこういう雰囲気は楽しい
土「あんまはしゃいで迷子になるなよ？」
「べ、別にはしゃいでません！」
寧「Aちゃーん！こっちこっち！！」
「ほら、寧々先輩の方がはしゃいでます」
そう言って私を呼ぶ寧々先輩の元へと走る
土「十分はしゃいでるじゃねェか」
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あまね(プロフ) - なんかもうあいしてる (5月22日 17時) (
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作者名：ほまれ | 作成日時：2022年1月19日 23時
