自由になりたいと思うのはいけないことですか？ (ページ13)

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先「説明は以上です…お、遅刻ですよ源君、瀬川さん」

光「すいません、コイツ、保健室まで迎えに行ってました」
「…遅れました」

先「まぁいいでしょう、早く席に着いてください
じゃあ、各自器具の取り扱いには気を付けて
実験を初めてください」

先生に言われて席に着く。
幸いにも実験のグループは源君と同じだった。

席に着いて教室を見渡す。

(ミツバくんだ…)

本当にいた。

カガミジゴクで会ったミツバ君じゃなくて
ずっと前に初めて出会った時のミツバくんがいた。

(本当だ、みんな普通に話してる)

「こうして見てると、本当に生きてるみたいだね」

光「…あぁ、、。」

佐「また惣助のこと睨んでる〜
も〜あんまり惣助いじめるのやめなよ光〜」

光「いじめてねぇ」

横「じゃ脱がしたいだけ？」

「ぬっ！？」

光「脱がしたくねぇ…瀬川も勘違いすんな！」

佐「仲良くしたげなよ〜
一年の時からの友達なんだからさ〜」

横「二年は一回クラス離れたけどね」

(そっか、そういえば元々同じクラスにいたんだっけ…)

光「二年…二年の冬に…何かなかったっけ…」

横「何か？」

佐「何かってなんだよ光〜。何もなかったと思うけど…
ね？瀬川さん？」

「え？私は…」

佐「確か瀬川さんも同じクラスだったじゃん？」

「ぇ……」

光「瀬川は今年n ボン！パリーン
　！！どうした！？」

ミ「ば…ばくはつした…ど、どうしよ…」

「ミツバくん大丈夫？！源くん、これ使って」

爆発したビーカーで手を切ったミツバ君に
手際よく応急手当てをする源くん

光「保健室行くぞ
瀬川、ホームルームで蜘蛛野郎に伝えといてくれ」

「あ…うん」

佐「なんか、光ってやっぱり
惣助に対して過保護だよね〜」

キーンコーンカーンコーン

先「三葉君以外の人は怪我してませんか？
とりあえず、ビーカーは先生が片付けておきますので
実験のまとめができたグループから教室へ戻ってください」

(ミツバ君、、血が出てた…
それにハンカチを当てた時の手、暖かかった
まるで、生きてる…みたいな)

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土「はい、では明日の連絡事項ですが…」

見慣れたはずのホームルーム
けれど、

(あの人が…相園先生…)

やっぱり予想は当たってた。
カガミジゴクの時といい、何故私の予想は
当たってほしくないことばかり当たってしまうのか。

(なんで…おばぁちゃん)