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大きな音がした
(私どうしたんだっけ…)
確かカガミジゴクとか言う境界に迷い込んで…
(そうだ…先生が鏡に映って…【誰も必要としてない】)
「…っ!」
目を覚ますと目の前には
「でっかいカラス…？」
寧「あ、Aちゃん！目が覚めたのね！」
「はい、あの、それでこのカラスは…」
寧々先輩とミツバくんによると
突然鏡の中の葵さんがこのカラスに変わったらしい
ミ「さあどうぞ！新鮮な大根足とおまけの地味女です
食べるならこっちを!!」
寧「ミツバくん!?」
「ちょ、」
私と寧々先輩の後ろに隠れて
目の前のカラスに話しかけるミツバくん
(男の子のくせに…)
カ「なるほど…ちょうど退屈していたんですよ
我々が目指すのは生者との入れ替わり
そちらの子はただの力の弱い霊…
入れ替わる価値もない いわば不良物件でしたので」
ミ「はあっ!?
こ…こんなかわいい僕を不良物件!?いい度胸じゃん！
どこに目玉付いてんだよこの変態カガミジ…」
カ「あなた…気付いていらっしゃらないのかもしれませんが、顔面偏差値ギリギリ上の下ってとこですよ」
「あ…」
私達を挟んで言い合いを始めたミツバくんとカラスだけど
どうやら決着がついたらしい
ミツバくんは静かにその場に崩れ落ちる
寧「ミ…ミツバくんしっかり!!
ていうかどれだけだと思ってたの!?」
「そこですか？」
カ「ちなみにそこの大根は中の下です
地味な人はギリギリ上の下ってところでしょうか」
寧「…！」
「…はぁ、どうも…」
カ「気は済みましたか？それでは参ります」
そう言うとカラスが指を鳴らす
カ「我が眷属達よ あの大根娘もしくは地味女の魂を
奪った者に入れ替わりの権利を与えましょう」
壁中の鏡から人形が出てくる
ジリジリと私達に近づいてくる
(これって結構…やばいんじゃ…)
「2人とも！走って…っ！！」
暫く走って逃げるけど流石に体力に限界はある
その時背後から寧々先輩の声が聞こえた
寧「きゃ…いやああぁぁ!!」
ミ「だっ大根先輩!!」「寧々先輩!!」
寧「ままま待って 強引なのが許されるのは
イケメンだけなんだからっ」
こんな時までイケメンに拘る寧々先輩は
最早、流石としか言いようがない
寧「放して〜!!」
掴まれた手になんとか抵抗する寧々先輩の背後から
一体の人形が迫る
『ワタしとかワりまショう』
「ね、ねせ、んぱ…」
(どうしよ…寧々先輩が……っ)
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして！コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年7月8日 9時
