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目を覚ましたのは放課後を告げるチャイムが鳴った時だった。
静かだった校舎から
賑やかな生徒達の声が聞こえてくる。
乱れた制服を直し、3階女子トイレへ向かう。
階段を降りきったその時、目の前を
駆け抜けていく人影が横切った。
そして、そのまま女子トイレのドアを
乱暴に開け、ズカズカと入っていく。
源君だ。
HRが終わって颯爽と飛び出してきたのか、、。
にしても、この状態だとすると、。
時すでに遅し。
私が女子トイレに入った頃には
花子くんは目がぐるんぐるんに回った状態で
源君に襟元を捕まれ尋問を受けていた。
光「なんで誰もあいつらのこと
覚えてねーんだよ！！」
源君の言葉に心当たりのあるような寧々先輩。
聞きたいことは沢山あるけれど
とりあえず、この状況をどうにかしないと
話が進まない、、。
「とりあえず！源君は落ち着く！
寧々先輩も止めてください！！」
花子くんと源君の間に割ってはいった私に
2人はごめん、、と頷き、
私は花子くんを窓際に座らせた。
程なくして落ち着いたのか
花子くんは話し出した。
どうやら今回の騒動は寧々先輩のクラスでも
起こっているようで、
花子くん曰く、消えた人達は皆
【異界】に迷い込んでしまったのだという。
光「異界…兄ちゃんから聞いたことがあるぜ
境界は此岸と彼岸…二つの岸辺を繋ぐ海で
そこは行く宛のない死者と怪異と
誰からも忘れ去られたモノ達の世界だって」
花「そのトーリ 博識じゃん少年」
(なんで、そんな会話がサクサク進む？)
私が不思議な顔をしていたのか
隣にいた寧々先輩が教えてくれた。
どうやら源君は祓い屋の家系らしい、、。
今どきそんな家系があるのか。
(おばぁちゃんの事は内緒にしておこう)
なんて事を考えているうちに
更に話は進んでいき私達は
その境界へ向かうことになった。
新校舎Ｃ館 美術室前のB階段
放課後の廊下は新校舎といえど、
少し不気味に感じてしまう。
加えて、何故か天井から血のようなものが
滴っているのだ。
これ程、物々しいことがあるのだろうか。
花「じゃ…行こうか 四段目を踏むんだっけ？」
花子くんの言葉に合わせて
階段を登っていく。
花「せーのっ いーち にーい さーん
し」
ぱちゃん
小さな水の音が響いた。
目を開けるとそこは
(神社？？)
大きく【岬】と書かれた鳥居と
ガラクタが両端に並べられた階が
空高くまで続いていた。
花「ミサキ階段ね
随分好き勝手してくれてんじゃん」
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします＊ (2020年7月4日 0時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです！！夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます＊沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね！ (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い！すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年6月28日 10時
