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色々あった調理実習も終わり
HRの為に教室に戻る
程よく満たされたお腹とそれによって襲いかかる眠気
ほんの2時間前に準備室でお昼寝をしたくせに
私の体はまだまだ眠りを欲しているようだ。
頬杖をつき、窓の外に目を向ける。

(HRが終わったら一度花子くんの所に言って、
寧々先輩を呼びに行って、家庭科でドーナツ、、)

頭の中で考えてみる
(…なかなかの移動距離だな)

旧校舎は今私がいる新校舎からみて
図書館を越えた位置にあるが
家庭科室は旧校舎とは真逆の新校舎B館にある
更に言うと寧々先輩は
園芸部の活動をしているはずだから
B館を越えて少し行った実習園にも
寄らなければいけない。

改めて考えてみると家庭科室までの道のりが長すぎる
少し恨めしくなって源君の背中を睨んだ
(仕方ない食後の運動ということにしておこう…)

HRが終わりチャイムがなる
土籠先生は何か言いたげだったけど
今捕まるわけにはいかない
私はすぐさま教室を飛び出した




旧校舎3階女子トイレ
ここに来たのは実に久しぶりだ。
木製のドアを押すと相変わらずぎぃぃと軋む音

花「あれ?セガワじゃん。珍しいね」
どしたの?とフヨフヨと浮いて近づいてくる花子くん

「ちょっと今日トイレ掃除出来なくて
それを伝えに来ただけ
じゃあ、そういう事だから」
またねと背を向け女子トイレの扉に手をかける

花「エーーー!なんでなんで!」
背後からぽかぽかと私を叩く花子くん

「なんでも!!じゃあね!」
あまり長居して適当に誤魔化しても
きっと花子くんは面倒くさい。
全く納得のいってない花子くんを振り切った私は
寧々先輩のいる実習園を目指した。

実習園に着くと物凄い勢いで鎌を振り回し
草刈りをする寧々先輩がいた
少し離れた所に物怪ちゃん達もいる

(物怪ちゃん達ちょっと怖がってるし...)

突然何かを考え込むように動きの止まる寧々先輩は
源君の言っていた通り確かに様子がおかしい

寧「どうしたら一番いいのかな...
今日もトイレ掃除 花子くんに会うんだよね...」

「寧々先輩ー」

寧「Aちゃん!?」 「こんにちは」

寧「どうしてここに...あっもうトイレ掃除の時間?
呼びに来てくれたの?」
「いえ、今日は掃除はお休みで...
源君が寧々先輩に頼み事があるから
呼んできて欲しいって」

寧「源君が?」
なんだろ?と心配そうな表情の寧々先輩

「とりあえず行きましょうか」

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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