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先「あら、瀬川さん体調大丈夫なの?」
「はい。少し休んだら楽になったので...」

諸事情により仕方なく
家庭科室に戻って来たはいいけど
また見世物状態になるのはいただけない。

「先生あの、また体調が悪くなってしまわないか
不安なので保健委員の源君の班にいれてもらっても
いいですか??」
流石に苦しい言い訳だが、
これ以上の案は思いつかなかった。

先「んー、そうね。
気分悪くなった時に声かけやすいと安心するものね
じゃあ源君にそう伝えてくれる?
あまり無理しちゃダメよ」

言い出したのは自分なのだが
許可する先生も先生だと思う

(ありがたいけど...)

「分かりました。ありがとうございます」


「源君」
光「お、どうしたんだ瀬川
お前こっち来るとまた先生に怒られっぞ?」

「ちょっと諸事情で源君の班に入ることになったの
あ、それと放課後家庭科室の許可は取ってきたから」

横「あれ、瀬川さん、どうしたの?」

「あ、横尾君ちょっと体調が心配で
保健委員の源君と同じ班に入ることになったの」
ちゃんと手伝うから気にしないで
そう言って私は残りの調理工程を手伝う。

背後からの視線が痛い。
位置的にさっきの女子グループだろう。

(同じ班に居ても居なくても見世物にされるなら
別のグループにいた方がマシだな...)

光「しゃぁ!これで完成だな」
結局、そんなに手伝うこともなく調理実習中は終了し
今は実食タイム。

(この後、ドーナツ作るんだよなぁ)
私、既にお腹いっぱいなんだけど
源君はドーナツ食べれるのかな...
あれ、そういえば...

「ねぇ、源君。材料ってこの後買いに行くの?」
光「あぁ!それなら大丈夫!もう買ってあっから!」
そう言ってニカッと笑う源君

つまり、今日のドーナツ作りは
既に決定していたのか...。

どうやら源君の頭には家庭科室の貸し出しが
許可されないかもしれないという考えは
なかったようだ。

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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