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寧(暗いけど、宝石みたいなものもあるし
ちょっと綺麗かも)
キラキラした石の影に小さい怪異を見つけた。
私はそっと手を伸ばす。
寧「もっけちゃんの仲間かな?」
しかし私の手は寸の所で先生に止められた。
土「余計なものに触るな」 寧「は はいっ!」
寧(び、びっくりしたぁ...)
スタスタと先を行く土籠先生と私の距離が
どんどん開いていく。
寧(気まずい…)
土「なぁ」 寧(??)
土「...あいつらどうだ?」 寧「え?」
土「七番と瀬川
なんつうか...上手くやれてるか」
寧(花子くんとAちゃんと
仲良くできてるかってこと?えーと...)
寧「花子くんは...いじわるされたり
思わせぶりされたり、源くんと喧嘩したりで
もーっ!ってなることは結構あるけど...
いつも守ってくれるし意外と優しかったりして
...憎めないっていうか、あと、Aちゃんは
最初はちょっと色々あったんですけど
たまにツンデレだけど、しっかりしてるし、花子くんと源くんの喧嘩の仲裁してくれたり、...私は友達だと思ってます!」
土「...そうか ならいい」
怪異っていってもやっぱり先生なのか、
先生はポリポリと頭をかいてまた先を進んで行った。
寧(今のって心配してくれたのかな?
さっきは危ない人っぽかったけど
案外いい人なのかも...)
先生のおかげで空気が和らいだ気がして
私は先生の隣に並んで歩く。
寧「そうだ先生 質問なんですけど...」
土「なんだ」
寧「16時の書庫の本に書いてあることって
変えられるんですか?
じ 実はさっき自分の本を読んだら
ちょっと...あんまり...良くない感じのことが
書いてあって...」
そう本が赤く染まる前の未来のページには
《足が太すぎて無理と告げられ失恋》と書かれていた
土「残念だが基本的に未来の変革は不可能だ
書庫の管理人である俺なら可能だが
管理人が未来を改変すると
消されちまう決まりだからな。やりたくない」
寧(じゃあ、やっぱり...)
いつのまにか最深部まで来ていたようで
3枚の扉が目の前に現れた。
先生の足がぴたっと止まる。
土「だが...一度だけ見たことがある」
寧「何を?」
土「未来が変わる瞬間
だからお前がより良い未来への変革を望むなら
それが叶えばいいと俺は思うよ。」
力にはなれんがな。
そう言って先生は最深部への扉を開いた。
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時