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その後、花子くんは人を待たせていると
女子トイレに向かい、
源君は残りの教室を案内してくれた。

そして、翌日。
またしても放課後。
実は昨日、花子くんから別れ際に
明日、旧校舎3階の女子トイレに来てよと
言われていた。
特に用事もないし、昨日の校舎周りの復習がてら
女子トイレへ向かう。

扉の向こうから賑やかな声が聞こえてくる。
(先客?でも、時間をずらそうにも
それはそれでめんどくさいな。)
結局、顔だけ出して直ぐに帰ろうという結論に
至った私は木製の扉をゆっくりと押した。

ぎぃ、、と年季の入った音と共に
扉が開く。

中には花子くんとまたもや見覚えのない制服の
女子生徒がいた。

花「あ!セガワー!来たね!!」と
近づいてこようとする花子くんを女子生徒が
押しのけた。

寧「貴方が瀬川さん??
私、高等部1年A組の八尋 寧々!!」
よろしくね!と両手を握られた。

刹那、小さく渇いた音が響く。

理解するのに時間は必要なかった。
私の両手を包んだ八尋さんの手を
払ってしまったのだ。

状況が掴めず、驚いた顔の八尋さんと花子くん。

「、、あ、すみません。びっくりしちゃって、、。
その、思わず、、。
中等部3年A組の瀬川 Aです。」
1歩後ずさって軽く会釈をする。

寧「あぁ!ごめんね?私ったらつい、
女の子がここに来るなんて初めてで、、」

なんとなく、気まづい空気が漂う。
そんな空気を打ち破ったのは花子くんだった。

花「ごめんね、セガワ。この子はヤシロ
訳あって俺の助手をしてもらってる。
足首は太いけど、いい子だから安心して?ネ?」

寧「ちょっと!花子くん!!
最後の一言は余計なんだから!!」

(仲良いんだな、、。)

「もしかして、私を呼んだのはこの為??」

花「そうだよ!セガワって友達いなさそーじゃん??だから、女の子の友達1人ぐらいいた方がいいんじゃないかなーって!」

花子くんの言葉にまた八尋さんが抗議している。

「私は別に友達が居ないんじゃなくて
必要ないだけ。」
用が済んだのなら、帰るわ。と
踵を返そうとすると

寧「あの!私の事は寧々先輩って呼んで!
Aちゃんって呼んでもいい??
さっきも言ったんだけど、私、こうしてここで話せる女の子の友達が出来て本当に嬉しいの。」

(この人、本当に嬉しそう。
変なの、、。)

寧「それにね、、Aちゃんってちっちゃくて
ホワイトインフェルノに少し似ているの」
頬に手をあてて恥ずかしそうに呟く八尋さん。
ホワイト、、?何??

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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