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暫くすると源君が走っていった方から
彼の叫び声が聞こえた。

「源君!?」
(寧々先輩は…)
私は目の前で本を読む寧々先輩に向き直る。
寧々先輩の持つ本からは血のようなものが
滴っていて背後には寧々先輩のような形をした
化け物がいた。

「寧々先輩ッ!!」
化け物が大きな口を開け、寧々先輩に迫る。
(どうしよう...間に合わない…ッ)
ガシャンッ 脚立が倒れ本が散らばる。

寧「源くん!」
どうやら、間一髪の所で源君が寧々先輩を
助けてくれたようだ。
そのまま、私と寧々先輩の手を引く源君。

光「こっち!!」

「ちょっと!源君!何なのあれ!?」

光「あの本読んでるうちに
いつの間にか赤くなってやがって!
んで突然あいつが...オレに似た奴もいて...
とにかく出ましょう!!」

なんとか入口に辿り着いた。
がしょがしょがしょ
光「あ開かねええええええ!!!」
寧「どどどどうするの!?」
ドアが開かない。
振り返ると化け物はもうスグ後ろまで来ていた。

光「ちっくしょお!来るなら来やがれ!!」
源君が雷霆杖を構える。

光「おらあ!!」 「ねぇ、それって確か」
しかし、花子くんに封印されている雷霆杖は
ぽっ と小さな音を出すだけで静まり返る。

光「あああそうだった
花子の野郎オォォ!!」

花「呼んだ?」 「へ?」
私達の目の前に逆さまになって現れた花子くんは
あっという間に化け物を倒してしまった。

花「ハーイお三方」

寧「花子くん!来てくれたの...」
こちらをじっと見つめたかと思うと
源君と寧々先輩の間に無理やり割ってはいる花子くん
光「…んだよ」
そして私と寧々先輩にぴったりくっついてくる。
光「なんなんだよ!!!」花「べっつにぃ〜?」
(どういう状況...??)


土「ああーっ何やってるんですか!」
書庫の奥から現れたのは土籠先生。

寧/光「せ…先生!?」 「土籠先生?」

土「あああ貴重な本をこんなにして..」
私達の言葉など気にせずに
床に散らばった本を拾っていく

「なんでこんなとこに...!!」

寧「先生後ろ!!」
土籠先生の背後に
今度は源君そっくりの化け物が現れた。

べちん

(足が...)

土「黙っていればギャアギャアと...
やかましいんだよ
ったくこれだからガキは嫌いなんだ」

寧「きゃ」 光「ぐわ!」 「...」
先生から生えた足が私達を掴みあげる。
そう、何故か土籠先生の足は4本増え、
源君似の化け物はその足によって
いとも簡単に潰されたのだ。

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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