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寧「すごい…」
ギィ...と重い扉を開けると
そこには沢山の本が納められた書庫が広がっていた。
ゆっくりと階段を降りる
ちゃぽ…
寧「水が…ってことは」
「ここも境界…ですね...」
(にしても、すごい量だなぁ)
薄暗くまだまだ先の続く書庫を見渡し
キョロキョロと先を行く寧々先輩について行く
物「いるか？」
「あら、物怪ちゃん。ありがとう
はい、アメどうぞ。」
物怪ちゃんのくれたランプを手にし
手前にあった本棚を照らす。
寧「白い本は生きて人ので
黒い本は死んでる人の…だったはず」
光「白が多いっすね
黒はちょっとしかねーや」
(赤い本は...あれ…どこにもない？
ないならその方がいいけど…)
光「よォーし！花子の本なら黒ッスよね
んじゃ探しますか！」
ー数時間後ー
寧「ダメ…全っ然見つからない…」
少し前のやる気はどうしたのか
ぐでんと項垂れる寧々先輩と源君
寧「この書庫どんな順番で並んでるのかも
わからないし…
その前に花子くんの本ってどんなタイトルなの？」
「物怪ちゃん知らない？」
私は膝の上でされるがままの物怪ちゃんに聞いてみる
物怪 「知らぬ」
「そっかぁ…
ん、寧々先輩、頭になんかついてますよ」
寧「へ？どこ？」
光「あ、オレ取るっすよ」
そう言って寧々先輩の髪に止まった蝶へと
手を伸ばす源君 と同時に振り向く寧々先輩。
(あーあ、またやられちゃった)
思いの外、距離が近かったのか照れて
動けなくなっているうちに、
蝶は寧々先輩の髪から飛び、寧々先輩は蝶を追う。
暫く追うと、蝶は一冊の本に止まっていた。
タイトルは[八尋 寧々]
寧「私の本？」
脚立に登り、本の中身を確かめる寧々先輩。
暫くパラパラ読み進めている、
途中、すごい...と呟く先輩を見る限り
本の内容は本物なのだろう。
バン！！
光「どうすか？どうすか？」
寧「た…確かに噂は本当みたいね！」
(あれ、寧々先輩今思っきり本閉じてなかった？
一体、何が書いてあったんだろう…)
寧「花子くんの本じゃないけど...
未来の部分を読めば花子くんについて
何かわかるかも」
(あらあら、そんな目キラキラさせちゃって…)
光「オレも！オレも自分の本探して来ます！」
ダッと走っていく源君に
赤い本は読まないようにと注意する寧々先輩。
聞いてるのか？？
「ねぇ、物怪ちゃん。赤い本って
そもそも存在するのかな…？」
私の問いかけに答えずにアメを食べる物怪ちゃん。
(なーんか、嫌な予感がするんだよなぁ...)
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします＊ (2020年7月4日 0時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです！！夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます＊沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね！ (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い！すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年6月28日 10時
