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1日過ごしてみて分かったこと。

まず、授業は前の学校の方が進んでいたようで
特に遅れをとることもなくついていくことができた。

そして、クラスメートについてだが、
休憩時間の度に質問攻めに合うのが嫌で
それなりの生返事を繰り返していると
面白味がないと思ったのか、昼休みに入る頃には
誰も話をしにくることは無かった。
別にいい。それに、1人の方が楽なので
どちらかというと好都合だ。

それから、担任の土籠先生はやはり気が弱い。
というか、元々声を張ったりするタイプでは
ないのだろう。こう、注意をする時でさえも
優しいのだ。

更に、前の席の金髪くん。基、源 光君。
授業の度に、教科書はあるかとか
移動教室の場所はとか
とにかく世話焼きすぎる。
迷惑とかではなく、寧ろ助かる事もあるのだけれど
見た目とのギャップが激しい。
とりあえずはいい人なんだと思う。
それでも、私は1人の方がいいけれど。

最後に1番の問題は、
校内が広すぎるということ。
中高一貫校と言えど新校舎、旧校舎がそれぞれが
大きい。しかも、教科によっては旧校舎の教室での
授業もあるようで場所を覚えるのに一苦労だ。

ちなみに、今は放課後。
私は旧校舎内を案内されている。
源君に。
何故こうなったかは、察して欲しい。
とにかく彼は世話焼きのいい人なのだ。

光「で、あとは3階だけなんだけど、」
と、3階の廊下に差し掛かった時だった。

花「あれ?少年?何してんのサ?」

屋上へ続く階段から源君を呼ぶ声がした。
(源君の友達、、?
放課後の旧校舎は賑わってるんだな)と振り返ると
源君とは違う制服。
学ランに学帽の男の子が立っていた。

「彼も転入生なの??」と聞くと
驚いたような顔の源君。

光「瀬川、お前、こいつのこと見えるのか??」

「え?うん。制服が源君とは違うなって思って」
見える?見えるってなんだ。
不思議に思っていると
学ランの男の子はふよふよと
私に近づいてきた。

花「はじめまして。俺は七不思議が七番目
トイレの花子さん。ヨロシクね」

「瀬川 A。
トイレの花子さんって男の子だったのね。
初めて見たわ。」
そういうと、キョトンとした顔の源君と花子さん。

光「怖くないのか??」

「別に。怖いとは思わないわ。
不思議だとは思うけれど。」
なんて、やり取りをしていると

花「へぇ、面白いね。
ね、俺のことは花子くんって呼んで!
おれもセガワって呼ぶからさ!」

ヨロシクね!と再度、彼は屈託のない笑顔で
そう言った。

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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