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花「…
…セガワ セーガワ」

誰かの声が聞こえる、、、。
うっすらと目を開けると花子くんがいた。
ゆっくり起き上がって周りを見渡すと
境界の入口、B階段の前だった。
「私、生きてる、、、」
自分の顔をペタペタと触り確認する。
そういえば、、
「寧々先輩と源君は、、!?」

花「ヤシロなら先に帰ったよ。
あと、少年なら、、」と花子くんはズボンのポケットをゴソゴソと漁る。
そして出てきたのは、源君人形だった。

花「少年は勇敢に戦ったよ…」
ホロリと泣き真似をしながら話す花子くん

「元に戻るんだよね?寧々先輩の友達も
源君も…」

花「それは勿論。
二番が言うには朝になると皆元に戻るようだ」

「そっか、、。」
何はともあれ、元に戻るのであれば良かった。

花「それじゃ、そろそろ帰ろうか
正門まで送るヨ」
ふよふよっと浮く花子くんに
そう言えば聞いておきたいことがあったんだと
口を開いた。

「花子くん、ミサキ階段の境界の話をしていた時なんだけど、私や寧々先輩、源君みたいなトクベツな人間は怪異の影響を受けないって言ってたよね?」

花「ん?あぁ、言ったね。それがどうかしたの?」

「あの、担任の先生がね、確証はないんだけど
覚えていたの。消えたクラスメートの子達のこと。」
それってつまり先生もトクベツな人間って事だよね?

私がそう言い終わる前に花子くんは

花「んー、ミサキ階段に聞いて見ないと分からないかな?もしかしたら、例外もあるかもしれないし、、」

(はぐらかされた、、?)
話したくないのか、私が知って良いようなことじゃないのか、理由は分からないけど
話してくれないという事は
つまりそういう事なんだろう。

「そっか、、。
でも、無事に皆が戻ってきたんだもんね。
ならいっか、、。」
私も曖昧な言葉で返しておいた。



一方で、
?「お嬢
お嬢ー!帰って来ま」
大声で図書室の扉を開けた男子生徒に
本が飛んで来る。
??「静かにして夏彦 先生方に見つかる」
窓際に立つ本を投げた女子生徒の左手に
黒い火の玉が浮かび上がる。
??「おかえりなさい黒杖代
…そう それじゃ上手くいったのね 良かった」

こんなやり取りがされていたことなんて
私達は知らなかった。

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設定タグ:地縛少年花子くん   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします* (2020年7月4日 0時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです!!夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます*沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い!すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年6月28日 10時

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