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あれ。
俺、ここで何してるんだっけ....
辺りを見渡しても知らない場所な気がするし、
心なしか俺の手がいつもより小さく感じる....？
『ちょっと、紫耀！ぼーっとして何してんの？？』
あれ、Aだ。
『蝶々、居たの？』
あ、そうだった。
俺はAとここまで蝶々を探しに来たんだった。
「ていうか、今日、何でそんなやる気なの？」
『悪い？やる気になってたら。』
「いや、別に...」
『ほら、早く行こ！』
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こんなに花も自然もいっぱいな場所なのに、蝶々はなかなか見つからない。
「あぁー、もう疲れたっ...」
『じゃあ、ちょっとここで休憩しよ？』
そういってちょこんと二人で腰を下ろした。
風に揺られる木々の音が心地いい。
『ねぇ、私の秘密教えてあげる。』
「ん？秘密？」
『そう、秘密！まぁ、教えたら秘密じゃなくなるんだけど。』
Aは少し恥ずかしそうに笑う。
「何？」
『この前、紫耀が勉強机で寝てた時なんだけど...キスしちゃった！』
(は、はい？//)
『照れてるの？顔真っ赤だよ？』
フフフっと意地悪く笑う、A。
「ッな、なってないから！」
『自分じゃ見えないじゃん〜！』
「...何でそん、なことしたんだよ....？」
『そんなの....紫耀のことが”好き”だからに決まってるでしょ？
紫耀は、私が初めて自分から好きになった人なの！』
え....
俺ら両想いってこと？
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作者名：秋風 | 作成日時：2020年7月9日 3時
