検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:45,770 hit

4:10歳の記憶 ページ4



俺が10歳まで住んでいたところは、




良く言えば自然豊かで、




悪く言うとドがつくほどの田舎だった。




そんな田舎育ちの俺が、




母さんの再婚をきっかけに




大都会にある門つきの邸宅へと引っ越すことになった。




.



田舎育ちの俺にとって




Aの大人っぽさは凄く魅力的に感じた。



.



”どうぞ”と家の中に通され、




目の前にはテレビでしか見たことのないような世界が広がる。




顔には出さないけど、心の中では見るもの一つ一つに驚きを隠せないでいた。




でも俺がもっと気になるのは、俺たちの少し前を歩くAのことだった。




(これからこの人が俺の姉ちゃん....になるのか....)



.



母さんがAに”ごめんなさいね、お父様がご不在の時に”




なんて申し訳なさそうに言った言葉に、




Aは大人びた表情で”いえ、お気になさらず”




なんて慣れた感じに答えていた。




そんな二人の会話に入れない自分をとても幼稚に感じた。




5歳しか変わらないはずなのに、




Aはなぜこうも大人びているのか?




その答えを知るのに、時間はかからなかった。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:秋風 | 作成日時:2020年7月9日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。