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15:彼女の少女時代 ページ15
初めて会った日から、
若干5歳しか変わらないのに
Aの大人びた魅力に俺は引き込まれていった。
でもAは、
そんな俺とは反対だった。
最初の頃は俺と目も合わさず、口もまともに聞いてくれなかったんだ。
彼女がなんで俺に冷たくするのか初めは理解できなかった。
歳も近いし、お互い子ども同士で分かり合えると思っていたから。
でも徐々になぜ彼女がこうも大人びていて、
俺に冷たいのか分かった気がした。
その原因は、彼女の父親だった。
.
アノ人が長い出張から帰ってきた。
Aは率先してアノ人を玄関先まで出迎えに行く。
『パパ、おかえりなさい!!』
義父「おう、A。ただいま。」
ここへ引っ越してきてからAがあんな嬉しそうにしていたのを見たのは初めてだった。
しかし...
アノ人はそんなAのことを雑に扱う。
『パパ、あのね?あたしっ、』
義父「A、後にしてくれ。」
アノ人の心無い態度に、
先ほどまであんなに嬉しそうにしていたAの表情は
一瞬にして淋しい表情に変わっていった。
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作者名:秋風 | 作成日時:2020年7月9日 3時