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「紫耀ちゃん、それ美味しい?」



紫耀「..うん、美味しいよ、ありがとう。」



おばさんはいつもと変わらず俺に優しく接してくれる。



.



「紫耀ちゃんは、将来お嫁さん選ぶのに困らないね?」




紫耀「どういう意味?」




「パパとママに似て綺麗な顔してるし。
同級生の女の子にもモテモテでしょ?将来がもっと楽しみやね?」




先ほど近所の人の一言で、




両親の事を悪く言われたような気がして落ち込んでいたけど、




おばさんからの言葉は俺を安心させてくれた。




.


でもそれから少し経ったくらいに、




両親の仲は修復できないくらいの関係性になり、




結局、離婚することになった。




ガキの俺には、大人の事情なんて迷惑でしかなかった。




友達とサッカーして、ロンと一緒に昼寝して、




淋しさは俺がなんとか自分の中で耐えるから、




両親も俺の為に別れないでいて欲しかったのに....




母さんはアノ人に見初められて、




すぐさま再婚することに。






大人は自分勝手なんだ...



大人なんて嫌いだ。



母さんなんて嫌いだ。



アノ人はもっと嫌いだ。



でも...




Aのことだけは




...嫌いにはなれない。


15:彼女の少女時代→←13



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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:秋風 | 作成日時:2020年7月9日 3時

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