記、開始早々。 ページ32
………オーマイガー。
えっと、今現在、集合場所である大広間なんですが…え？ じゃあ今までどこにいたんだよって？
給湯室の使い方を色々探索してたんですよ。前回のお屋敷とは別の場所だからね畜生金持ちめ。ユータ君は、『マネージャーの仕事興味あります』だそうで。
…さて、話を戻して。
これは一体どうしたことだオーマイゴッドジーザスクライストっ！ 信じてないけど！！
観「おや、櫻木さんは無神論主義なのですね」
貴「あなたまで読心術ですか観月さん」
観「…全力で叫んでおいてなにを仰るんです？」
貴「さいですか…」
今まで一体何度繰り広げただろうかこのクダリ。
貴「とまあ茶番劇は置いといて…オーマイガー」
観「んふっ…『置いとく』のではなかったのですか？」
裕「なんでそんなに冷静なんですか2人とも！？」
置いとこうと思ったんだけどですね。
絨毯に死屍累々とテニス部の連中が転がり、机の上にはコップ。中身は得体の知れない色の液体。
もう、おわかりいただけただろうか…。
…そりゃもうわかるわな、うん。
貴「まあ十中八九原因は乾汁でしょうが」
観「…まあ、そうでしょうね」
裕「やっぱりすか！ …あれ？」
貴「どしたのユータ君」
するとユータ君、もごもごと何か口の中で呟いたあと、
裕「いやその…アニキがいなくて」
貴「え？ …あ、本当だ。そういやうちの幸村もいないわ」
この時点でもうわかるよね。
あいつら超能力者だし。
？？「まったく、世話が焼けるね…ねえ幸村」
？？「本当だよ、まったく、真田までこれとはたるんで…あれ、A？」
噂をすればなんとやら。
大きなタンクのようなものと、積み重なったコップ。
実に重そうなそれらを、儚げなご容姿に似合わず軽々担ぐ魔王ツインズ。
貴「やあ、ご機嫌麗しゅう。とりあえずみんなに水を飲ませよう」
幸「うん。そうだね」
ということで、私と観月さんがコップに水を注ぎ、精市と不二さんが(半ば無理矢理)水を飲ませる。
貴「…ってオイ、そこ、もっと優しく」
え、ユータ君？
ユータ君は、うつ伏せになったり横になったり折り重なったりしてる連中を仰向けにひっくり返してるよ。
裕「櫻木先輩…。煎餅かなんかじゃないんすから」
貴「そっか、醤油でも塗っとく？」
テキトーに返したら困惑されたので、冗談、冗談と言っといた。
これがお兄さんなら、ボケにボケをぶつけてきて収集つかなくなるのに兄弟でこの差ね。
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かるぴん(プロフ) - とても面白くて一気読みしました！ (2021年3月15日 2時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - デカ奈さん» わああありがとうございます！！ 作者の都合で更新ガタ落ちしてすみません！！ 幸村君！ もっとがんばって！！！( (2015年3月19日 7時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
デカ奈(プロフ) - ゆっきーに……ゆっきーに……！ああ…！！←面白すぎて二度読みしました。そしてなんと言ってもゆっきーが……ああ…！！←1日過ぎちゃいましたけど、誕生日おめでとう！椿さんこれからも楽しみにしてます！ (2015年3月6日 3時) (レス) id: 6e91fdd91f (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ミッキーさん» 今後も幸村君にベタベタに甘やかされていくのではないかと…思います(私の精神がもつかぎり) 今後もよろしくお願いします！ (2015年2月15日 11時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 幸村君に愛され過ぎて夢主が羨ましすぎます！あぁ入れ替わりたぃ (2015年2月1日 16時) (レス) id: 60f2124a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2014年11月17日 19時
