会長様と犬☆★☆★☆ (ページ21)

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流星side

毒が作用するまで多少時間がある…。早よ、神宮寺に思い知らせてやらな…死の味を…。

永「ジン、俺らの手元に血清2つ。この3回戦目でもし、俺かジンが負けたら…？」

神「1つ失って毒を摂取することになるから…血清が足りなくなるね。」

永「イヤや！ジン、絶対勝とうな！！絶対勝とうな！！」

3回戦目が始まった…。廉はまたジンに見せるために机の上にカードを公開してる。廉。ソレ、ただの自殺行為やで？

ベッティング。廉はベット5枚。俺は……

「レイズ300枚。」

チップと一緒に血清を2つ置いた。

「うっ…！300枚？流星くん、さっきの負けを取り返すつもりなん？」

そうやで、廉？さぁ、次は神宮寺。

「レイズ。1万枚！」

は？

「問題あるか？」
　

神宮寺は腕組みしながら笑っている。

(流星…！)とテレパシーが望から来た。チッ、神宮寺の狙いは明らか。降りさせる気や。血清を手にした今、勝負する理由はないからな。

(どうする？)

フフッ、こんなもんハッタリに決まってるやろ。

(そーやんな。強い手ならまともな額をベットするはず！)

ってか、俺らを弱者と呼んだコイツだけは殺さなアカンやろ。

「コールや。」

俺が言うと、神宮寺は微笑んだ。

「フフッ、バーカ。」

なっ…！？神宮寺、今バカって言ったんか！？バカって言う方がバカだろ。

そのあと、廉と望もコールと言ったので、1万枚でゲーム成立となった。