会長様と犬☆★☆★ (ページ33)

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・ﾊﾞﾚﾊﾞﾚﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝページ33

永side

今日は、バレンタイン。

バレンタイン。チョコを誰かに貰ったり、渡す気は全くなかったので、興味ZEROでいると、海人に声をかけられた。

海「れぇ〜ん！友チョコあげる！ハッピーバレンタイン♡」

永「ん？ありがとな、海人。」

海「廉は、会長とかにチョコあげないの？」

永「は？あげへんよ。」

海「廉。今は恋人同士のチョコ以外でも友チョコとか逆チョコとか、沢山あるんだよ。」

俺はね。バレンタインは…感謝の気持ちとかを伝えるためにあってもいいと思うんだ。と言って、海人は腕組みした。

「ふ〜ん。感謝ねぇ。」

「廉は誰に感謝したい？」

感謝…。犬から会長補佐という役職につけた事、感謝してる。それは紫耀のおかげだ。

ギャンブルでは毎回助けられている。それも紫耀のおかげ。

全部全部、紫耀のおかげだ…。

　

海「そうだね！じゃあ、今から紫耀のためにチョコ選びに行こ〜！」

「はっ！？ちょっ、海人！？」

廉の心を勝手に読んだ海人が勢いよく腕を引っ張って、廉はショッピングモールに連れていかれたとさ。

「廉ならきっと大丈夫！！渡してきな！祈ってる☆」

海人に背中を押された。あくまでも紫耀に本命チョコでもなく、友チョコでもなく、感謝チョコとして渡すのだ！

廉は、生徒会室を出て紫耀探しの旅に出かけた。