会長様と犬☆★☆★ (ページ13)

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・ｺｳﾀｲページ13

中side

中「目を開けてごらん。廉、気分はどう？」

永「はい。とても清々しいです…。」

中「俺は、お前にとって何だ？」

永「健人様は…俺のご主人様です…。記憶を書き換えて下さり、ありがとうございます…。」

中「フフッ…。廉、ほら横になって…。合言葉は？」

永「俺は、ご主人様の犬です…。ご主人様のお好きなようにしてください…。」

中「フフッ…！いい子だ。」

いよいよ交代式…！！楽しみだなぁ！

交代式当日…。

ホールには、全生徒が集まった。1番前には、生徒会メンバーが暗い顔をして座っていた。

紫耀は交代の儀式に従い、その場に立て膝をつく。

中「フフッ…ふはははっ！！ざまぁみろ！紫耀！」

健人は、紫耀の周りをくるくる回りながら紫耀の首にポチ札をかけた。
　

中「紫耀、よく似合ってるぞ。フフッ…！」

紫耀は、無反応。そんな紫耀の胸元の会長専用のバッチを健人は、乱暴に取って自分の胸元に付けた。

髙(やだ…。もう見ていられないっ！！)

岸(紫耀に、こんな屈辱…ひどい。)

神(ぜってぇ…許せねぇ。)

中「一同起立！今日から俺が生徒会長だ。そして、これが俺の犬の廉。おすわり。」

永「ご主人様ぁ…。」

廉は、うっとりした表情をして健人の前でひざまづいた。

平「廉…？」

紫耀は廉の様子を見て、異変を感じた。

中「おい、廉…紫耀が呼んでるぞ〜？アイツのこと、知ってるか？」

健人は、紫耀の方を指差して言った。
廉は、振り返って紫耀の方を見た。

永「え…？しょう…って誰？」

平「…は？」

髙「えっ…。」

神「おいっ！！廉に何しやがった！！」

怒った神宮寺が立ち上がる。

俺は紫耀に見せつけるように廉を引き寄せた。

永「ご、ご主人様っ！？///」

ハハハッ…！記憶を消してやったのさ！！
見ろ、あの紫耀の絶望に染まった顔…。いい気味だ！