その溝を ＊ミンギュ ページ41
【ミンギュside】
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あのとき、不自然に、Aヌナの瞳が揺れた。
見たこともない表情。
直感的に、その目線の先にいる人物が、
ジュニヒョンこそが、いつかのヌナを救ったその人なのだと思った。
ずっと知りたくても教えてもらえなかったことが、Aヌナの口からポンポンと出てくる。
別に、知らなくたっていいと思ってた。
だけど、知らないことで、こんなにもヌナを遠くに感じるものなのか。
あーあ、だったらもっと色々強引に聞き出しとくんだったなぁ。
Aヌナには忘れられない思い出の人が…なんて打ちのめされる前に、その人の特徴について根掘り葉掘り聞いておけば良かったなぁ。
そうしたら、こうやって出会ってしまう前にその人はジュニヒョンだ！って気が付いて、先回りして絶対2人を会わさないように努力したのに。
こんなに近くに思い出の人がいるなんて、誰も思わないじゃん。
ヌナに好きになってもらいたくて、ヌナに触れたくて、会いに行った日々。
大切で、あったかい日々。
それがボロボロと両手から崩れ落ちていく。
「ミンギュ、」
ホシヒョンが近くに寄ってきて俺に声をかける。
心配そうな目を向けてくるホシヒョンに笑顔を見せて、ヌナのほうをもう一度見た。
その瞳はジュニヒョンを真っ直ぐ見ていて、こちらに向くことはない。
きっと、それはこれからも。
俺とAヌナの間には大きな窪みがあって、それを埋めようと必死でそこに色んなものを詰め込んできたけど、それをあざ笑うかのようにヌナが遠くなってく。
ちょっと、思った以上につらいな。
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sani(プロフ) - 鹿きつねさん» 共感ありがとうございます（ ; ; ）あたたかいお言葉、とても嬉しいです！読んでくださりありがとうございます！また何か書いてしまうと思うので、そのときはお暇なときにでも読んでいただければ幸いです(*^^*) (2018年8月12日 1時) (
レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿きつね(プロフ) - 完結ありがとうございます！お疲れ様でした。推しの他に神の存在がいるのすごく共感します^ ^とても素敵で面白かったです…またいつかよろしくお願いします！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: 0bf67ee9d6 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - いかさん» ありがとうございます（ ; ; ）コメントいただけて嬉しかったです(*^^*)サイコーと言っていただけて震えてます（ ; ; ） (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - テヨンさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）さいっこうに嬉しいです！本当にありがとうございます！！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - 沙羅さん» いやむしろ沙羅さん本当にいつもありがとうございます（ ; ; ）まじで好きです（ ; ; ）やー、もう優しすぎますありがとうございます！！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sani
| 作成日時：2018年7月20日 18時
