その微笑み ページ24
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だって無理だ、頭がパンクしそう。
「ミ、ミンギュ…」
「はっ、はい！」
キンキンする頭をおさえながらミンギュを呼べば、すぐに近くに寄ってくる。
うーん、やっぱ犬だな。
「私は、お酒を飲みたいんですが」
「ああヌナ、かわいそうに…」
切実に訴えると、ミンギュが私に同情の目を向ける。
そしてその奥で、立ち尽くした2人の来訪者が明らかにひいていた。
「あー…えっと、まだ外にあいつがいるかもしれないので、適当に時間潰してください」
静かにそう言ってニコリと笑顔を向けると、スニョンもなかなかの愛想笑いを返す。
ジョンハンに至っては、引きつった口元を戻そうともしない。
「Aヌナはこういう人間なんです」
ビールを差し出してきたミンギュは、フォローにもなんにもなってない言葉を2人に伝える。
「うるさいなー。…あ」
ビールを流し込むと、少しだけ頭が冴えた。
「そういえばアイドルってことは、2人も家事の訓練を？」
「へっ？なんのことですか」
スニョンの顔にハテナマークが浮かぶ。
「え？だって、今どきのアイドルは家事の訓練も受けるんだよね？だってミンギュがこんなに出来るんだから」
「あー…いや、それはミンギュが特別出来るだけでして…」
「えっ？そうなの？」
スニョンの言葉に目をぱちくりさせていると、後ろからジョンハンの笑い声が響いた。
そちらに目を向けると、彼はどんどん近づいてくる。
そして私の目の前で立ち止まった。
「ねぇ、Aって抜けてるって言われない？」
「いや、一切言われたことありませんけど」
それにしても、近い。
じり、と後ろに下がると、ジョンハンもまた一歩進む。
あーまじで、なんなのこの人たち。
もう一歩下がろうとしたところで、私の前に壁が出来た。
「ちょっと！ジョンハニヒョン、ヌナをいじめないでくださいよ！」
ミンギュが私とジョンハンの間に割って入ったようだった。
「いじめてないし。ねえ？」
ミンギュの身体の横からひょいと顔を出して問いかけてくるジョンハンに、「はぁ」と返すことしか出来なかった。
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sani(プロフ) - 鹿きつねさん» 共感ありがとうございます（ ; ; ）あたたかいお言葉、とても嬉しいです！読んでくださりありがとうございます！また何か書いてしまうと思うので、そのときはお暇なときにでも読んでいただければ幸いです(*^^*) (2018年8月12日 1時) (
レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿きつね(プロフ) - 完結ありがとうございます！お疲れ様でした。推しの他に神の存在がいるのすごく共感します^ ^とても素敵で面白かったです…またいつかよろしくお願いします！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: 0bf67ee9d6 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - いかさん» ありがとうございます（ ; ; ）コメントいただけて嬉しかったです(*^^*)サイコーと言っていただけて震えてます（ ; ; ） (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - テヨンさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）さいっこうに嬉しいです！本当にありがとうございます！！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - 沙羅さん» いやむしろ沙羅さん本当にいつもありがとうございます（ ; ; ）まじで好きです（ ; ; ）やー、もう優しすぎますありがとうございます！！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sani
| 作成日時：2018年7月20日 18時
