あの子の秘密 2

あなたの秘密 ページ45

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「…一緒にいましょうか」



ジョンハニオッパが私の言葉を聞いて、身体を離した。



JH「…本当に？」


「あー、いや、えーと……あー…はい」


JH「いいの？」


「…はい」


JH「…Aがもう離して、っていっても離してなんかやらないよ？」


「それはちょっと怖いですね」



ジョンハニオッパを見上げながら、肩を震わせて笑った。





「うわ」

腕を引っ張られて、さっきよりきつく、抱きしめられる。



JH「…A」



生ぬるい空気が、私達の間に流れる。



「はい？」


JH「好きだよ」



改めて言葉にされると恥ずかしくて、また顔が熱を帯びた。



JH「…Aは？」


「え、言わなきゃダメですか」


JH「うん、ダメ」


「あー…」



ずっと、このまま。



「…好きです」



私を包むこの温度を忘れたくない。




JH「…ずっと一緒にいようか」


耳元で聞こえる声がなんだか嬉しい。



頷いて、そのままジョンハニオッパの胸に顔をうずめた。


背中に手を回すと、背中にあった手がもう少しだけきつく締まった。





もう何も怖くなんかない。


あなたが側にいてくれる限り。





この人にも、胸の内に隠した秘密があるだろうか。




ああ、いつか。



私の秘密も、あなたの秘密も全て包んで優しくなりたい。


私も誰かを救ってみたい。




きっと、私はもっと明るい未来へ進める。



そう、信じている。





あなたと一緒ならば。


いつだって。



-fin-

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