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許してほしい ページ10

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連絡先は教えられないといった私の言葉に、ジフナは、はあーと大きく息を吐いた。



そのまま自分の椅子に戻り、顔を机に伏せる。



そんなジフナを見ながら、さっきのキスでジンジンとしている唇を抑えた。

お酒を飲んだせいもあって、心臓は早いままだ。


WZ「ひどい」


ジフナが呟く声が聞こえる。



ふっと笑みがこぼれる。

「ごめんね。ねぇ、チキン食べようよ」


ジフナのすぐ側にチキンの箱を持っていくと、顔を上げて恨めしそうにそれを見つめた。



WZ「…シンさんとは、本当に何もないの?」


シンの名前がいきなり出て戸惑う。


「ええ?なにが?男女の関係ってこと?ありえないよ!」




ジフナの目が、ゆっくりと私の方を向く。


WZ「ただの友達と2人で飲んだりするんだ、へえ」


「いや、ちょっと待ってよ。友達だからこそ!そこに下心なんてお互い存在してないから!」



じっとりとした目で見つめてくるジフナに、肩をすくめる。


「なんで、シンに嫉妬なんか…」


WZ「はぁ?別に嫉妬じゃない!」


そういうと、ジフナは不機嫌そうにチキンを食べ始めた。




WZ「…他には?」


「へ?」


WZ「他には…あー、だから。なんか、誘われることとかないのかって!社内の人とか!」




なんだ、心配してくれてるの?


「あはは!ないよ。あーおかしい」





WZ「何で笑うんだよ、あぁ、もう」









もしも、神様がいるのなら。






今、この瞬間だけは、こんなに単純なことで嬉しいと思ってしまう私をどうか許して。





.

大切なのに→←WZ side:掴めない



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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ウジ   
作品ジャンル:恋愛
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sani(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます!感想いただけて嬉しいです( ; ; )読んでくださりありがとうございました♫ (2022年4月16日 13時) (レス) id: a75bf160ab (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 凄く素敵なお話でした。メッセージで主人公が思わず涙するシーンで思わず私も泣いてしまいました。ジフナと無事に再開出来て結ばれて良かったです。 (2022年4月10日 17時) (レス) @page42 id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - みつきさん» 読んでいただいてありがとうございます(*^^*)とてもあたたかいお言葉、うれしいです!ほかのお話も読んでいただけるとのこと本当にありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです(o^^o) (2019年6月21日 19時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 私は作品には作者様の特徴が表れると思っていますが、この作品は文章のタッチが柔らかくて読んでいて穏やかな気持ちになりました。ほかの作品も読ませていただきます。 (2019年6月21日 17時) (レス) id: fe7b9881cf (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - satoetu61さん» わー( ; ; )ありがとうございます!2度も読んでいただけたなんて…感無量です!!嬉しいお言葉も本当にありがとうございます(*^^*)きゅんきゅんしていただけてたら幸いです! (2018年4月22日 19時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sani | 作成日時:2018年4月4日 19時

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