離れない ページ30
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泣いている姿が映し出されたとき、少しだけ場がしんみりするのが分かった。
が。
SC「ぎゃはは！」
SG「ひぃ〜…ヌナ最高ですよ」
今、ここは笑いに包まれている。
「ああ、もう、うるさい」
HS「うわーん！！！」
大袈裟に私の泣き真似をするスニョンに、軽蔑の目を向けてくるジョンハン。
「…だから嫌だったのに」
DN「あー…で、今は、どうなってるんでしょう？その、お仕事」
ディノが雰囲気を変えるように聞いてくれる。
「あぁ、えっと…まぁ一応、なんとか自分の夢だったことで生活できてるよ」
うん、しっかりと、私の足で立ててる。
笑顔を向ける。
SN「A、有名になっちゃってさ！こいつ、日本でiro っていう名前で活動してるんだけど」
WZ「はっ？！」
ジフナがシンの声に反応して大きな声をあげた。
ジフナの方を見たら、またすぐに目をそらされてしまう。
ああ。
SN「iroがつくった曲は、前に韓国でもカバーされてヒットしたよな？」
「うん、まぁ」
DK「え？！まさか、あれですか？！私の中で色褪せませんように〜っていうやつ？！」
SN「それだよ！あれ、日本だとAKARIっていう人が歌ってて、今やその人のほとんどの曲をiroがつくってるんだ」
MG「あーなんか聞いたことあるな！有名な人ですよね？」
SN「そう！そんで、ビッグニュースがあるんだけどさ、今度の日本デビューの話題性のためにSEVENTEENとAKARIのコラボ企画が上がってて…」
「え？！ちょ、ちょっと待って、なにそれ知らない！」
SN「さっき返事もらったばっかりだからさ」
丁度ポケットの中のスマホが震える。
朱莉のマネージャーからで、おおよそシンが言ったのと同じようなことと、打ち合わせの日付確認が書かれていた。
…ああ、朱莉、だからいきなりコンサートに行こうなんて言ったのか。
ひとり納得する。
あれ？
「え？…ていうことは？」
SN「喜べA！SEVENTEENとの久しぶりの仕事だ！」
周りから、わぁ！と声が上がる。
ああ、嘘みたいだ。
また、一緒に仕事が出来る日がくるなんて。
ふわふわとした心地の中で、
さっきのたった一言だけのジフナの声が
耳にこびりついて、離れてくれない。
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sani(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！感想いただけて嬉しいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました♫ (2022年4月16日 13時) (
レス) id: a75bf160ab (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 凄く素敵なお話でした。メッセージで主人公が思わず涙するシーンで思わず私も泣いてしまいました。ジフナと無事に再開出来て結ばれて良かったです。 (2022年4月10日 17時) (レス) @page42 id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - みつきさん» 読んでいただいてありがとうございます(*^^*)とてもあたたかいお言葉、うれしいです！ほかのお話も読んでいただけるとのこと本当にありがとうございます！楽しんでいただけたら幸いです(o^^o) (2019年6月21日 19時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 私は作品には作者様の特徴が表れると思っていますが、この作品は文章のタッチが柔らかくて読んでいて穏やかな気持ちになりました。ほかの作品も読ませていただきます。 (2019年6月21日 17時) (レス) id: fe7b9881cf (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - satoetu61さん» わー（ ; ; ）ありがとうございます！2度も読んでいただけたなんて…感無量です！！嬉しいお言葉も本当にありがとうございます(*^^*)きゅんきゅんしていただけてたら幸いです！ (2018年4月22日 19時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sani
| 作成日時：2018年4月4日 19時
